トレンドマイクロが「情報セキュリティEXPO」で披露する新ブランド「TrendAI」とは?~AI時代のサイバーセキュリティ新戦略を提唱する
4月8日~10日に開催される「第23回情報セキュリティEXPO春」に、今年も当社は出展します。その見どころを簡単にご紹介します。
2026年4月8日~10日に、東京ビッグサイトで開催される「Japan IT Week春」。その中で開催される「第23回情報セキュリティEXPO春」にて、トレンドマイクロは、AIの急速な進化がもたらす新たな脅威と、それに対抗するための革新的なサイバーセキュリティ戦略を披露します。新しい法人向けブランド「TrendAI™」を掲げ、「AIで守る。AIで攻める。AIセキュリティを前進の原動力へ」をテーマに、AIを安全に活用し、ビジネスの成長を加速させるための具体的なソリューションと洞察を提供いたします。
トレンドマイクロのブース番号は「W1-18」です。参加のご登録はこちらから。
本稿では、トレンドマイクロのブースで得られる「学び」を、簡単にご紹介します。
現代社会において、AIはビジネスに革新をもたらす一方で、サイバー攻撃者もまたAIの恩恵を受け、その攻撃手法を巧妙化させています。ディープフェイクや次世代型フィッシング攻撃、AIを活用したマルウェア作成、脆弱性探索、攻撃コード・ルールの生成、監視・検知回避技術など、AIが新たなアタックサーフェス(攻撃対象領域)となっているのです。
さらに、SaaSアプリケーションの拡大、ソフトウェアサプライチェーンの管理、IT/OT環境の統合、そして人的要因など、アタックサーフェスはデジタル技術の発展・働き方の多様性とともに広がり続けています。このような状況下で、「うちは大丈夫?」という問いに根拠をもって答えられる企業はどれほどあるでしょうか?
トレンドマイクロは、このAI時代の新たな脅威に対応するため、2026年1月に法人向け事業の新ブランド「TrendAI™」を立ち上げました。これは、AIが当社の提供するあらゆる製品の基盤となり、市場の変化に対応し、AIセキュリティの現代的なリーダーとしての地位を確立するためのものです。
トレンドマイクロのブースでは、「TrendAI™」がどのようにしてAI時代のセキュリティ課題を解決し、お客様のビジネスを「AI Fearlessly」、つまり恐れることなくAIを活用できるよう導くのか、その全体像を学ぶことができます。
AIを安全に利用するためには、包括的なセキュリティ設計が不可欠です。トレンドマイクロは、AI環境がもたらすセキュリティ課題に対し、「AIの利用と開発に対するセキュリティの全体設計:Blueprint」として4つの重要な柱を提示しています。ブースでは、これらの柱に基づいた具体的なソリューションを深く掘り下げて学ぶことができます。
0.AI利用状況とリスクの”見える化”
AI関連IT資産の把握、可視化、リスクの可視化、コンプライアンス対応状況の監視を行い、AI導入を安全かつコンプライアンスに準拠した形で進めるための可視化とガイダンスを提供するためのソリューションを提供します。
1.安全なAI利用
安全なAI利用環境を守るためのソリューションを提供します。エンドポイントとローカルAIアプリの保護、IDリスクの可視化・脅威検知、リスクベースによるAIサービスへのアクセス制御、エンドポイントやネットワーク上での脆弱性の保護ソリューションなどです。
2.安全なAI開発
安全なAI開発環境を確保するためのソリューションを提供します。具体的には、機密データの検出と不正なペイロードの無害化、プロンプトインジェクションとエージェントの悪用の防止、コーレベルでのAIワークロードの保護、クラウドの設定不備やゼロデイ攻撃の防御を行うソリューションです。
3.自動検知と自律的なエージェント対応によるAI Securityの統合
各センサーからもたらされる脅威情報を自動解析、対応までAIによる自動対応機能を提供します。当社の「Agentic SIEM」によるサポートで、SOCチームの運用負荷を削減し、セキュリティ部門が本来注力したい分野へのリソース投資を実現できます。
ブースでは、上記のAIセキュリティソリューションが「AI Security Quickstart(※)」としてどのように統合され、お客様のAI利用と開発をスピードと安全性の両面からサポートするのか、詳細なデモンストレーションとともにご紹介します。
※旧名:Trend Vision One AI Security Package
ランサムウェア攻撃対策とプロアクティブセキュリティへの転換
現代のサイバーセキュリティは、AI固有の脅威だけでなく、依然として猛威を振るうランサムウェアなどの従来型脅威への対応も重要です。2025年に発生した大手飲料メーカーへのサイバー攻撃に代表されるように、ランサムウェア被害の公表数は依然として高水準です。Qilinのようなランサムウェアを用いる攻撃者グループは、RaaS(Ransom as a Service)や多重脅迫といったビジネスモデルで攻撃を大規模化・効率化しており、攻撃者はAIを活用してマルウェア作成や脆弱性探索、検知回避技術を向上させています。
(関連記事)2025年の国内セキュリティインシデントを振り返る
当社のブースでは、「ランサムウェア対策、『暗号化されてから」動いていませんか?」と問いかけ、侵入前の「予防対策」と、万が一の侵入時の被害拡大を抑える「早期復旧」の重要性を強調します。
ブースでは、以下の重要な学びを提供します。
プロアクティブセキュリティへの転換:
拡大するアタックサーフェスへの対応には、「プロアクティブセキュリティ」が鍵となります。「Cyber Risk Exposure Management (CREM)」は、AI駆動による継続的な定量評価でリスクを優先度付けし、攻撃が発生する前に脅威・攻撃経路を予測します。これにより、「チョークポイント」(IT環境における脆弱性、権限設定など、攻撃に利用される可能性のある経路)を可視化し、高効率な予防を実現します。
脆弱性対策の優先順位付け:
「脆弱性は『全部直す』から『選ぶ』時代へ」という新たなアプローチを提案します。CVEスコアの高さだけでシステムの緊急停止を迫られるのではなく、自組織にとっての「本当の脅威」を客観的に説明し、システムを止めないための「代替策」を持つ、主導権を取り戻す脆弱性マネジメントを提案します。
人材不足対策:
サイバーセキュリティ人材の不足は深刻な課題です。「すべてを『自社の人材』で守り切る運用、限界ではありませんか?」という問いに対し、トレンドマイクロは「Agentic SIEM」による自社運用の効率化、「MDR」による専門家への運用委託という選択肢を提示します。Agentic SIEMは、自動化された自然言語によるワークフローにより、複雑なログを実用的なインサイトに変換し、人材の負担を軽減します。
(関連記事)Agentic SIEMとは?XDR、SOAR、一般的なSIEMとの違いも含めて解説
ブースの各エリアでは、これらの課題解決に焦点を当てた展示と、専門家によるプレゼンテーションやSEが質問対応を行うコーナーもご用意しています。
「情報セキュリティEXPO」にお越しの際は、ぜひトレンドマイクロのブースへお立ち寄りください(ブース番号:W1-18)。AI時代のサイバーセキュリティの未来を共に考え、お客様のビジネスをより強固にするための「知」と「解決策」を発見できることをお約束します。
トレンドマイクロのブース番号は「W1-18」です。参加のご登録はこちらから。
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