インシデント対応計画

インシデント対応計画を準備してサイバー脅威に打ち勝つ

サイバーリスクの嵐に備える

インシデント対応計画を策定し、攻撃が必然的に襲ってきたときにチームが取るべき行動を明確にして備えておくことは、ビジネス上必要不可欠なことです。アクティブでテスト済みのIRP(Incident Response Plan、インシデント対応計画)を持つ企業は、長期にわたってより良いコスト削減を実現し、攻撃から回復するまでの時間を短縮します。IBMの最新の侵害コスト分析では、高レベルのIR計画とテストが実施されている企業は、実施されていない企業に比べ、平均で149万ドルを節約し、阻止までの期間を62日間短縮したことがわかっています。

さらに、保険会社は、サイバー保険契約を結ぶかどうかを決定する際、また保険料を計算する際に、IRP(Incident Response Plan、インシデント対応計画)があるかどうかを調べます。驚くべきことに、対応策を準備している企業は約32%に過ぎません。そうでない企業は、情報漏えいの後処理対応に平均58%多く費用を支払っているとされています。

セキュリティ侵害対応アドバイザーもまた、組織が包括的なインシデント対応計画を作成したり、既存の計画をカスタマイズしたり、見直したり、計画の有効性をテストしたりするのに役立つ優れたリソースです。

インシデント対応計画

その他の利点

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  • 被害を最小化:適切に設計されたインシデント対応計画により、サイバーセキュリティインシデントによって引き起こされる損害を最小限に抑えることができます。
  • ダウンタイムの削減:サイバーインシデントの迅速な特定と封じ込めにより、ダウンタイムと混乱を大幅に削減できます。
  • 保険要件を満たす:多くの保険会社は、保険契約者に対して、文書化されたインシデント対応計画の策定を義務付けています。
  • 法規制の順守を示す:一部のデータ保護法および業界規制では、企業がインシデント対応計画を策定することが義務づけられています。
  • 信頼の維持:インシデント発生時にタイムリーで透明性の高いコミュニケーションを行うことで、顧客の信頼を維持することができます。
  • 効率的な対応の実現:インシデント対応計画では、サイバー攻撃時の担当者の役割と責任を明確に定義します。
  • 従業員のセキュリティ意識向上:対応計画の策定と実践により、従業員のセキュリティに対する意識が高まります。
  • 証拠の保存:対応計画には、攻撃後にフォレンジック証拠を収集するための重要な手順が含まれます。
  • リスクのプロアクティブな管理:対応計画を策定することで、サイバー攻撃が発生した場合に効率的に対応できるようになります。

インシデント対応計画の主な構成要素とは

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IRP(Incident Response Plan、インシデント対応計画)に必要な基本的構成要素は下記のとおりです。

  • 準備
  • 検知と分析
  • 封じ込め、根絶、復旧
  • インシデント発生後の改善

組織に計画がない場合や、計画を見直す必要がある場合は、簡単な解決策があります: NetDiligence® が提供する Breach Plan Connect です。

考慮すべきその他の要素

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組織の規模、業種、コンプライアンス規制などに応じて、インシデント対応計画の策定は複雑になる可能性があります。さまざまな人、プロセス、コミュニケーションに対応する必要があります。

トレンドマイクロは、以下のDFIRプロバイダーと提携しています。

シールド力

メキシコに拠点を置くShield Force社は、国内およびラテンアメリカ全域の顧客に対して、サイバーセキュリティサービス、具体的には、サイバーリスク評価、脆弱性分析、侵入テスト、マネージドサービスなどを提供しています。

Lyra Recovery

Lyra Recovery社は、3,000人以上の技術者、エンジニア、アーキテクトを擁し、データ復旧と修復に加えて、他に類をみないポストブリーチサービス(侵害後のサービス)を提供しています。

N1 Discovery

N1Discovery (N1D)社は、複雑なインシデントの調査および解決を支援する幅広いサービスを提供しています。トレンドマイクロのパートナーとして、同社はサイバーリスク評価、インシデント対応、プレブリーチサービス(侵害発生前に活用できるサービス)、脅威情報などを提供しています。

Fenix 24 ロゴ

Fenix24社は、情報漏洩の前後に迅速な支援を提供し、効率的な復旧のための専門家によるガイダンスサービスを提供。また、情報漏洩前後のサービス、マネージドソリューション、バックアップなども提供しています。

Mattica ロゴ

インシデント対応、危機管理、デジタルフォレンジックを専門とするサイバーセキュリティ企業であるMaTTica社は、トレンドマイクロのパートナーとして、サイバーリスク評価、プレブリーチサービス(侵害発生前に活用できるサービス)、フォレンジックおよびインシデント対応支援など、さまざまなサービスを提供しています。