年間1670万件以上の脅威が着弾:2020年のクラウドメール脅威を分析
トレンドマイクロではクラウドメール経由脅威の動向をまとめたレポートを作成いたしました。本レポートでは、トレンドマイクロのクラウドベースのソリューションである「Trend Micro Cloud App Security™」 の全世界における統計データを元に、主に法人で利用されるクラウドメールサービス上で2020年に確認された注目すべきメール脅威動向についてまとめ、その有効な対策について考えます。
2021年に入り今もなお、コロナ禍の影響により個人や企業の日常業務に大きな支障が生じています。多くの組織において、業務継続のためにテレワークが不可欠なものとなると同時に、「クラウドコンピューティング」の重要度も増しています 。実際、クラウドコンピューティングへの依存度は昨年から急上昇しており 、今後も続くに違いありません。クラウドコンピューティングがデジタルトランスフォーメーション(DX)の中心となる中、攻撃者もこの状況に注目しクラウドインフラストラクチャを悪用しています。特にクラウド技術を利用する攻撃経路の中でも、クラウドのメールサービスは最もシンプルかつ最もわかりやすい存在であることから、逆に最も悪用されやすい存在ともなっています。フィッシングメール、不正スパムメール、ソーシャルエンジニアリング攻撃など、サイバー犯罪の歴史と共に洗練されてきた攻撃手法がクラウドメール経由でも猛威を振るっています。
図1:2020年全世界におけるクラウドメール関連脅威の概況
トレンドマイクロではこれらの状況を考察し、クラウドメール経由脅威の動向をまとめたレポートを作成いたしました。本レポートでは、トレンドマイクロのクラウドベースのソリューションである「Trend Micro Cloud App Security™」 の全世界における統計データを元に、主に法人で利用されるクラウドメールサービス上で2020年に確認された注目すべきメール脅威動向についてまとめ、その有効な対策について考えます。2020年1年間で1,670万件以上のハイリスクのメール脅威を確認するなど「Trend Micro Cloud App Security™」では、ビジネスメール詐欺(BEC) やクレデンシャルフィッシングなど、様々なメール経由の脅威を捉えています。クラウドメール脅威の最新動向とそれらへの有効な対策方法についての詳細は以下のレポートを参照ください。
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