TOKAIホールディングス

新しい働き方の実践に合わせて
クラウドでセキュリティ運用を一元化
海外を含む全拠点の運用管理負荷を軽減

概要

お客さまの課題

海外も含めて拠点および従業員数が増加。エンドポイントセキュリティの運用管理負荷の増大がIT / セキュリティ業務を圧迫していた

解決策と効果

SaaS型のエンドポイントセキュリティサービスで社内外のPCを一元管理。グループ全体の IT / セキュリティ業務の負荷の適正化を図った上、安全性も高め、テレワークの実現を後押し

"広範な事業の展開を通じて膨大なお客さま情報を扱う当グループにとって、セキュリティ対策の強化は不可欠なミッション。トレンドマイクロには、引き続き当社の取り組みを支えていってもらいたいと思います"

株式会社TOKAIホールディングス
次世代経営戦略本部
グループIT統括部
小玉 敏雄 氏

"Apex One SaaSによってエンドポイントセキュリティを効率化したことで、私たちは他の業務に専念できるようになりました。また、テレワークの基盤としても有効で、働き方改革の加速につながっています"

株式会社TOKAIホールディングス
次世代経営戦略本部
グループIT統括部
森下 佑紀 氏

導入の背景

「TLC(トータルライフコンシェルジュ)」構想のもと、暮らしにかかわるあらゆるサービスを総合的に提供するTOKAIグループ。LPガス事業を中心に都市ガスやインターネット、CATV、アクア(宅配水)など、顧客の生活に密着した幅広い商品・サービスを提供し、顧客の豊かな生活に貢献している。

お客さまの課題

豊かな生活の実現を通じて、地域社会の発展に貢献する一方、社内においては人財マネジメントに注力している。中でも従業員の健康を重視しており、「TOKAIグループ健康経営大網」を制定して、健康増進、安全衛生、働き方改革に関する様々な取り組みを進めている。

「この健康を重視する考え方は、様々な業務にも反映されており、IT / セキュリティ業務でも、ITの高度化や安全性の向上と運用管理負荷の低減の両立を常に念頭に置いています」とTOKAIホールディングスの小玉 敏雄氏は紹介する。

その一環として、同社が新たに取り組んだのがエンドポイントセキュリティの運用管理負荷の軽減だ。

同社は近年、収益基盤の拡充、顧客件数の拡大を目指したM&Aや海外での事業展開を積極的に推進しており、それに応じて拠点や従業員も急速に増加。その結果、管理対象となるPCも毎月50台のペースで増え続けていたからだ。

「管理工数は増大の一途をたどっていました。IT / セキュリティ業務は多岐にわたります。運用管理業務はできるだけ効率化を図り、システム企画やセキュリティ設計などの高度な業務にリソースを割きたいと考えていました」と同社の森下 佑紀氏は言う。

選定理由

この管理工数の課題を解決するために同社が検討したのがクラウドの活用だ。

「管理工数を増大させている要因の1つに持ち出しPCがあります。持ち出されたPCのセキュリティは、適正な状態にあるかを可視化するのが難しく、必要に応じて個別に対応しなければなりません。この負担を軽減するには、PCが社内ネットワークに接続していなくても、インターネットを通じて確実に更新され、必要に応じて一元管理も行えるクラウドサービスが最適だと判断しました」と森下氏は話す。また、クラウドサービスであれば、自社で管理サーバを用意し、運用する必要もない。そのためのコストや運用管理工数を削減できる。

そこで、同社が新たに採用したのがトレンドマイクロのSaaS型のエンドポイントセキュリティサービス「Trend Micro Apex One™ SaaS」(以下、Apex One SaaS)である。

Apex One SaaSがクラウドサービスで、期待している運用管理負荷の軽減を実現できるのはもちろん、トレンドマイクロのサポートも選定の決め手となった。同社は、以前から「Trend Micro Premium Service for Enterprise(TPS)」を契約し、専任の担当者による支援を受けてきた。「当社の組織体制やネットワーク環境も詳しく把握し、それを踏まえたアドバイスやサポートを行ってくれます。大規模なセキュリティ専任組織を持たない当社にとって、TPSは非常に心強い存在です」と小玉氏は語る。

ソリューション

Apex One SaaSは、運用管理負荷の低減だけでなく安全性の向上にも貢献する。具体的には、機械学習を活用したマルウェア検知機能で防御力を強化。新種や亜種のマルウェアが時々刻々と生み出され、ゼロデイ攻撃のリスクがますます高まる状況にあって、未知の脅威に対して大きな威力を発揮する。

Trend Micro Apex One™ SaaSの運用イメージ

導入効果

現在、TOKAIグループは、6,000台を超える端末をApex One SaaSによって保護している。移行作業は非常に大規模なものだったが、もともと既存のエンドポイントセキュリティ対策にもトレンドマイクロ製品を採用していたこともあって、ユーザへの影響や混乱はなく、スムーズに完了した。

 導入後は、狙い通りクラウドとインターネットを通じてエージェントやパターンファイルが常に最新にアップデートされる上、すべてのPCのセキュリティの状況を一元的に可視化できるため、管理者が個別対応を行う必要がなくなり、運用管理負荷を大きく削減している。

「オンプレミスのシステムで管理していた以前は、まとめて可視化できないため、危険なPCの発見と対処に時間がかかり、その間にインシデントが発生してしまうリスクもありましたが、そうした懸念を払拭。グループ全体のセキュリティレベルが向上しています」と森下氏は言う。

さらにApex One SaaSの導入は、テレワークの実践にもつながった。

前述した通り、同社は従業員の健康を非常に重視している。したがって、新型コロナウイルスの感染拡大を確認すると、いち早く在宅勤務へのシフトを行った。在宅勤務にシフトすると、当然、社外の多数のPCを管理する必要が生じるが、Apex One SaaSによってリモートからの一元管理体制と自動アップデートの仕組みが整っていたことから、スムーズに在宅勤務をスタートできたのである。経営方針に沿ってIT / セキュリティ業務を設計し、インフラを整備してきたことが、世界的なパンデミックへの対応においても大いに力を発揮したのである。

「新しいことに取り組む際、場合によっては既存のインフラが足かせになることもありますが、今回はApex One SaaSを導入していたことが逆に追い風となりました。これからニューノーマルと呼ばれる社会で、新しい働き方を実践していく中でも、当然、威力を発揮すると期待しています」と小玉氏は強調する。

今後の展望

今回の成果を受けて、TOKAIグループはセキュリティだけでなくIT環境全般のクラウドシフトを推し進めていくという。「IT環境が変われば、セキュリティのありかたも変わっていきます。クラウド化で目の前にシステムやデータがないという状況の中、どのようにIT環境とセキュリティを可視化し、インシデントがあった場合には、どのように対応すべきかなど考えなければならないことはたくさんあります。そのような状況にどう対応すべきか、トレンドマイクロの提案に大いに期待しています」と小玉氏は語った。

  • 製品・サービスの導入効果は、ご利用企業・組織の方の声に基づくものであり、お客さまご利用状況により効果は異なります。
  • 記載内容は2021年3月現在のものです。内容は予告なく変更される場合があります。