Windows
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マクロを悪用する不正プログラム「BARTALEX」は、企業を攻撃対象とするスパム活動に関連するマクロマルウェアです。マルウェアは、マイクロソフトの文書ファイルとともに業務内容に関連するソーシャルエンジニアリングの手口を駆使します。今回の攻撃では、自動決済機関「Automated Clearing House、(ACH)」の詐欺に関連していることを確認しました。
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
<補足>
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「W2KM_BARTALEX.SMA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 4
Microsoft Office製品のマクロウイルス保護機能を有効にします。