業種
初等・中等教育
従業員
11,000名以上
地域
カナダ、オンタリオ州ミシサガ市
IT環境
150校以上、8万人以上のユーザ、1万1,000台以上のエンドポイントを網羅するハイブリッドクラウドインフラストラクチャ
導入製品・ソリューション
カナダ最大規模の教育委員会の一つであるDPCDSBは、約7万人の生徒と数千人の職員を擁し、150校以上の学校を運営しています。数十年にわたる記録データの保護と厳格な法規制・コンプライアンス要件への準拠が求められる中、同委員会は重大なセキュリティ上の課題に直面していました。データは55年間にわたる保持が義務付けられており、州政府が新たに要求するMDR(Managed Detection and Response)やソーシャルメディア規制の強化により、常時高度なセキュリティ監視が求められています。ITチームは、限られた予算とリソースの中で高度化するサイバー攻撃に対抗しつつ、レガシーアプリケーションや多様なユーザー層への対応、さらに継続的なセキュリティ意識向上のための教育にも注力しています。
「教育委員会は膨大なデータを保有しているため、サイバー攻撃者にとって極めて魅力的な標的となります」と、DPCDSBのCIO(最高情報責任者)であるIvana MacIsaac 氏は指摘しています。「私たちは多くのユーザーを抱えており、継続的な教育が不可欠です。また、生徒のソーシャルメディア利用を保護する新たな規制への対応として、当委員会のIT環境全体において、生徒を確実に保護できるセキュリティ体制を構築したいと考えています。」
TrendAI Vision One™ Cyber Risk Exposure Management(CREM)は、DPCDSBにおいて、パッチ未適用が原因で問題が発生しているデータベースサーバーの特定を支援しました。パッチ適用後、同地区ではサーバーのリスクスコアを大幅に低減できると見込んでいます。
これらの課題を解決し、脅威の先手を取るため、DPCDSBはトレンドマイクロとの長年にわたるパートナーシップを強化し、TrendAI Vision One™ によるMDRサービスを導入しました。「MDRの導入は極めて重要な取り組みでした」とMacIsaac 氏は述べています。「24時間365日体制でシステム環境を監視してくれるパートナーがいることで、非常に大きな安心感を得ています。」
学校や家庭での利用を含め、1万1,000台以上のエンドポイントを管理するDPCDSBのセキュリティチームは、特にTrendAI Vision One™ Endpoint Securityが提供する高度な可視性を高く評価しています。これにより、対応が必要な脆弱性を抱えたワークステーションを即座に特定できるようになりました。その結果、脅威を迅速に検出・隔離・修復できるようになりました。「各エンドポイントにおけるネットワークアクティビティの詳細を、余すことなく把握できるようになりました。収集されるデータの深さと精度には目を見張るものがあります」と、DPCDSBのネットワーク/セキュリティアナリストであるJohn Trembly 氏は述べています。「XDRエージェントを通じて、システムを直接操作することが可能です。エンドポイントの隔離、スクリプトの実行、コマンドラインを用いた調査などを即座に実施できます。現時点では、これらの機能を必要とする重大なインシデントは発生していませんが、万全の備えが整っていることは大きな安心材料です。」
TrendAI Vision One™ のMDRサービスは、DPCDSBのITスタッフを24時間365日の監視業務から解放し、コンプライアンス対応や長期的なセキュリティ戦略の立案に専念できる環境を提供しています。「TrendAI Vision One™ の導入以降、重大なセキュリティアラートは一度も発生していません」とTrembly 氏は述べています。「MDRが脅威ハンティングやセキュリティ対策を自律的に実行することで、過度に不安を抱く必要がなくなりました。」
DPCDSBは、TrendAI Vision One™ のServer and Workload Protection(SWP)を活用し、オンプレミスおよびクラウド環境のサーバやワークロードを包括的に保護しています。TrendAI Vision One™ は、CREM機能を活用することで、ITチームによる管理から漏れていたデータベースや古いイメージを可視化・特定し、的確なパッチ適用や管理者間の連携を促進しています。このプロアクティブな機能は、脆弱性の解消にとどまらず、州政府および連邦政府の厳格な規制やコンプライアンス要件への準拠を支援し、生徒と職員の重要なデータ保護を確実なものにしています。
「DPCDSBは、2024年4月にTrendAI Vision One™ の運用を開始して以来、重大なセキュリティアラートを一度も受けていません」
John Trembly 氏
ネットワークおよびセキュリティアナリスト、DPCDSB
MDRの導入は、私たちにとって極めて重要な取り組みでした。24時間365日の体制で環境を監視する信頼できるパートナーの存在が、確かな安心感をもたらしています。
最高情報責任者、DPCDSB
Ivana MacIsaac 氏
DPCDSBはトレンドマイクロとの提携を通じ、サイバーセキュリティ戦略を刷新しました。継続的な監視、プロアクティブな封じ込め、そして実践的なレポート提供により、学区全体で目に見える成果が得られています。
可視性の向上と精緻なレポート作成によりセキュリティ体制を明確に把握できるようになり、セキュリティ意識向上トレーニングの予算確保や、コンプライアンス準拠の証明が容易になりました。「当学区のITチームは、レガシーデバイスやアプリケーションを迅速に特定し、脆弱性を修復することで、リスクスコアを安全なレベルまで低減できています」とTrembly 氏は評価します。「セキュリティ担当者は、休日や祝日であっても脅威が確実に検知・封じ込められるという高い安心感を得ています。」
TrendAI Vision One™ は、放置されていたデバイスや旧式のサーバを可視化し、リスクが顕在化する前の迅速な対応を可能にしています。提供されるレポートは強力なコミュニケーションツールとなり、経営層による脅威の理解促進や投資判断の正当化、教育支援の促進に寄与しています。また、将来的な機能拡張により、インシデントによる実質的な損害コストの定量化も可能になる見込みです。
トレンドマイクロとの連携は、単なるベンダーとの関係を超え、学区チームに信頼できる一員が加わったかのような強い一体感をもたらしています。過去に学区内で設定ミスが発生した際、トレンドマイクロのエンジニアは、問題が解決するまで徹底してサポートを継続しました。また、祝日前にマルウェア感染が発生した際にも、迅速な脅威の封じ込めとネットワークスキャンを実施しました。MDRへの移行を加速させることで、授業の中断という最悪の事態を回避しています。
トレンドマイクロのスタッフは、サポートチケットの発行後も、問題が解決するまで徹底してサポートを継続しています。「重大な問題の解決に苦慮することはない」とTrembly 氏は述べています。「システムの細部を熟知し、最適な設定と運用方法を導き出せる専門家が常に控えているからです。」
トレンドマイクロのエンタープライズ向け事業部門であり、AIセキュリティのグローバルリーダーであるTrendAI™ は、イノベーションを促進し、リスクを低減するプロアクティブなソリューションを通じて、エンタープライズ企業、政府機関、さまざまな組織のサイバーレジリエンス強化を支援しています。
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