解析者: Christopher Daniel So   
 更新者 : jasperm

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、DLLファイルです。このDLLファイルは、ある特定のパラメータおよび環境設定情報を含んでおり、NDIS Intermediate driverである「TROJ_GORIADU.SMM」に利用される通知オブジェクトDLLとして機能します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ PE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年1月24日

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_GORIADU.DRP

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{df2e4f67-e93a-11d1-bb14-0000f8779051}\
InProcServer32
@ = %System%\passthru.dll

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{38135D11-E93B-11D1-BB14-0000F8779051}\
1.0\0\win32
@ = %System%\passthru.dll

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{df2e4f67-e93a-11d1-bb14-0000f8779051}

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{38135D11-E93B-11D1-BB14-0000F8779051}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{df2e4f67-e93a-11d1-bb14-0000f8779051

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
TypeLib\{38135D11-E93B-11D1-BB14-0000F8779051}

その他

マルウェアは、DLLファイルです。このDLLファイルは、ある特定のパラメータおよび環境設定情報を含んでおり、NDIS Intermediate driverである「TROJ_GORIADU.SMM」に利用される通知オブジェクトDLLとして機能します。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.792.09
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年1月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.793.80
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年1月25日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {df2e4f67-e93a-11d1-bb14-0000f8779051}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
    • {38135D11-E93B-11D1-BB14-0000F8779051}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID
    • {df2e4f67-e93a-11d1-bb14-0000f8779051}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\TypeLib
    • {38135D11-E93B-11D1-BB14-0000F8779051}

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_GORIADU.SMY」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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