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2017/07/21

IoTセキュリティにおける通信サービスプロバイダへの期待

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IoTセキュリティは、スマートデバイスのセキュリティ強化だけで実現されるものではありません。重要なデータをやりとりするネットワーク、データを情報に価値変換するクラウド環境を含めたIoTのエコシステム全体で実現される必要があります。

今回トレンドマイクロは、ネットワーク領域におけるIoTセキュリティ強化の新たな解の1つとして、通信サービスプロバイダ(CSP)によるNFVネットワークの適用で実現するセキュリティ対策の有効性を示すホワイトペーパー「NFVネットワークでIoTサービスのセキュリティを強化する」を公開しました。

私たちは、相互につながって情報を共有するスマートで自律的なデバイスに囲まれて暮らすことを夢見ています。この世界を実現してくれるIoT(モノのインターネット) は、私たちの生活をより便利で快適なものにする可能性を秘めていますが、IoTの実現を目指して導入される新たなテクノロジに対して、新たなセキュリティの脅威が起こり得ることも忘れてはなりません。

すでにAndroidのランサムウェアに感染したスマートテレビ明確な意図をもってリモート制御されたコネクテッドカー大規模なDDoS攻撃のボットと化したネットワークカメラなどの例をこれまで見てきました。

トレンドマイクロの調査では、多くのセキュリティインシデントが、外部からの攻撃ではなく内部のセキュリティ侵害に起因することが明らかになっています。すなわち、IoTデバイスやIoTデバイスが接続される、家庭用ルータが多く侵害され、サイバー攻撃に使用されているにもかかわらず、デバイス所有者はこの事実にまったく気づいていない可能性があるのです。セキュリティの施されていない脆弱なIoTデバイスによるインターネットアクセスが増えれば、今後問題はさらに悪化していくことが予測されます。

表1:Trend Micro Smart Home Network<sup>TM</sup>で検知したルールTop10(2016年1月~9月)

表1:Trend Micro Smart Home NetworkTMで検知したルールTop10(2016年1月~9月)

IoTデバイスのセキュリティ強化は、対策の一環として有効です。ただし、特定機能への特化や、ハードウェアの最小化などが理由でデバイスのコンピューティングリソースやメモリリソースに制約が生じる場合、必ずしもIoTデバイスに十分なセキュリティ機能を実装できるとは限りません。また、セキュリティ機能をソフトウェアなどの形でIoTデバイスに実装できる場合も、各デバイスを最新のセキュリティレベルに維持するための更新などのコストには配慮が必要です。IoTの世界で本質的に守るべきは、デバイスではなく、デバイス上の重要なデータであり、その意味ではデータをやりとりするネットワークレベルで脅威を防ぐことも効果的な選択肢と考えます。

コネクテッドカー、スマートシティ、コネクテッドホームなど、多くの重要なスマートテクノロジーは、キャリアサービスプロバイダ (CSP) のネットワークを利用してデータを相互にやりとりしたり、クラウド上の情報管理システムや分析システムにデータを送信したりしています。このことからも、IoTセキュリティにおいてCSPがより重要な役割を担うことが期待されます。

NFV(Network Functions Virtualization,ネットワーク機能の仮想化) のテクノロジを活用することで、CSPはさまざまなIoTシステムのトラフィックに対応し、IoTアプリケーションを保護する重要なネットワークセキュリティサービスをより容易に提供することができます。IoTシステムのコンピュータおよびネットワーク要件は、システムによって大きく異なります。そのため、効果的なIoTセキュリティソリューションを実現するには、こうした要件の違いに対処し、動的なNFV環境に適応して、最大限の投資収益率を実現する必要があります。

詳細については、IoTセキュリティの多様性と課題およびCSPにとってより効果的なIoTセキュリティソリューションの要件と考察をまとめた以下のホワイトペーパーをご一読ください。


ダウンロードはこちらから:
ホワイトペーパー: NFVネットワークでIoTサービスのセキュリティを強化する

(※クリックするとトレンドマイクロ資料ダウンロードページへ移動します。)

SOPHIE CHIANG

SOPHIE CHIANG

Product Marketing Manager

Trend Micro


2003年トレンドマイクロ入社。以降、ソフトウェア開発者としてNetwork VirusWall EnforcerTM やDeep DiscoveryTM Inspectorをはじめとする複数のネットワークセキュリティ製品の開発に携わる。2012年より、中国におけるDeep DiscoveryTMファミリーのマーケティング戦略責任者を担当。2015年からは、IoTセキュリティ、およびセキュリティNFVのグローバルマーケティングを兼任。

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