WORM_ONLINEG.JVS
TrojanSpy:Win32/Ambler.D (Microsoft); Generic PWS.y!r (McAfee); Trojan Horse (Symantec); Trojan.Win32.Agent2.jtc (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan-Spy:W32/Ambler.gen!B (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

マルウェアタイプ:
ワーム
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ワーム マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ワーム )を削除します。
詳細
侵入方法
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
自動実行方法
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
Locale = "EN"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
StubPath = "rundll32 msfgw32.dll,InitO"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
IsInstalled = "1"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
Version = "4,3,6,3"
ワームは、以下のレジストリキーを追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとワームが自動実行されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}
他のシステム変更
ワームは、以下のファイルを削除します。
- %System%\i2.txt
- %System%\r2.txt
- %System%\e3.txt
- %System%\bs.txt
- %System%\sdd.txt
- %System%\p1.txt
- %System%\bxx.txt
- %System%\r24.txt
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
ワームは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Firefox
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}\InprocServer32
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}\ProgID
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}\TypeLib
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Firefox\
V
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
ワームは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
D1 = "{random values}"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
D2 = "{random values}"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
D3 = "{random values}"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
pr = "{random values}"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
JU = "FXML\_CHAR(0x18)__CHAR(0x19)_"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
BNM = "l&.%"T R&:""#':#! ":/&./:/V% .S#' %Vj"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}\InprocServer32
ThreadingModel = "Apartment"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
Enable Browser Extensions = "yes"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox\
V
L = "29102011_035029_37812"
ワームは、以下のレジストリキーを削除します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
作成活動
ワームは、以下のファイルを作成します。
- %System%\inform.dat
- %System%\ormh
- %System%\msfgw32.dll
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
その他
ワーム は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ワーム )を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。
手順 4
不明なレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software
- Firefox
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- Browser Helper Objects
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
- {1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}
- InprocServer32
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}
- ProgID
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}
- TypeLib
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Firefox
- V
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components
- {901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
手順 5
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
- Locale = "EN"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
- StubPath = "rundll32 msfgw32.dll,InitO"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
- IsInstalled = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
- Version = "4,3,6,3"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
- D1 = "{random values}"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
- D2 = "{random values}"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
- D3 = "{random values}"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
- pr = "{random values}"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
- JU = "FXML\_CHAR(0x18)__CHAR(0x19)_"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox
- BNM = "l&.%"T R&:""#':#! ":/&./:/V% .S#' %Vj"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{1925C7E1-5540-4675-8198-8A2779D4072A}\InprocServer32
- ThreadingModel = "Apartment"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
- Enable Browser Extensions = "yes"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Firefox\V
- L = "29102011_035029_37812"
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
- %System%\inform.dat
- %System%\ormh
- %System%\msfgw32.dll
手順 7
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_ONLINEG.JVS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 8
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %System%\i2.txt
- %System%\r2.txt
- %System%\e3.txt
- %System%\bs.txt
- %System%\sdd.txt
- %System%\p1.txt
- %System%\bxx.txt
- %System%\r24.txt
手順 9
以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。
※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- In HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components
- {901A929E-1477-4b67-94FA-7A8EE43ED159}
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