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ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

ワームは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

ワームは、ダウンロードする機能を備えていません。

ワームは、情報収集する機能を備えていません。

侵入方法

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

• %User Profile%\Microsoft-Driver-1-82-3875-8725-4265\winsvn.exe

(註：%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞" です。)

ワームは、以下の無害なファイルを作成します。

• %User Profile%\Application Data\msnsvconfig.txt

(註：%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞" です。)

ワームは、以下のフォルダを作成します。

• %User Profile%\Microsoft-Driver-1-82-3875-8725-4265

(註：%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞" です。)

ワームは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

• 8v6szc7cj7du86f

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
MicrosoftServiceUpdates = "%User Profile%\Microsoft-Driver-1-82-3875-8725-4265\winsvn.exe\winsvn.exe"

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
%User Profile%\Microsoft-Driver-1-82-3875-8725-4265\winsvn.exe\winsvn.exe = "%User Profile%\Microsoft-Driver-1-82-3875-8725-4265\winsvn.exe\winsvn.exe:*:Enabled:MicrosoftServiceUpdates"

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

• winrsrvdr32.exe

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

[autorun]
icon=%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,4
action=Open folder to view files
shellexecute=winrsrvdr32.exe
UseAutoPlay=1

バックドア活動

ワームは、以下のいずれかのIRCサーバに接続します。

• {BLOCKED}500.net
• {BLOCKED}00.com

ワームは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

• Download and execute files
• Perform SYN flood
• Remove itself
• Spread itself via ICQ

ダウンロード活動

ワームは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

ワームは、情報収集する機能を備えていません。

その他

ワームは、リムーバブルドライブ内に以下のフォルダを作成します。

• ＜リムーバブルドライブ＞:\951360278

ワームは、リムーバブルドライブ内のフォルダを検索し、それらを自身のコピーのファイル名として使用します。そして、"＜リムーバブルドライブ＞:\951360278" 内に以下として自身のコピーを作成します。

• ＜フォルダ名＞.exe

ワームは、オリジナルのフォルダの属性を、読み取り専用、隠しファイルおよびシステムファイル属性に設定します。その後、ワームは、自身のコピーに誘導するショートカットファイル（拡張子LNK）を以下のように作成し、正規のフォルダが開かれたかのように装います。

• ＜フォルダ名＞.lnk

ワームが実行するコマンドは、以下のとおりです。

• ファイルのダウンロードおよび実行
• SYN フラッド攻撃の実行
• 自身の削除
• インスタントメッセンジャ「ICQ」を介しての感染活動

ワームは、以下の条件のいずれかを満たしている場合、自身を終了します。

• ドライブ名に、以下のいずれかの文字が含まれているかを確認し、仮想マシンの環境下で実行されている場合。
  • qemu
  • virtual
  • vmware
• 感染したコンピュータ内に、以下のいずれかのファイルが存在する場合。
  • SbieDll.dll
  • SbieDllX.dll

ワームは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。