解析者: Sabrina Lei Sioting   

 別名:

Trojan:JS/Startpage.Y (Microsoft), PAK:UPX, ARC:Embedded, [script.au3]:Trojan.Win32.Autoit.aen, [script.au3]:Trojan.Win32.Autoit.aen, [nlse.cs]:Trojan.JS.StartPage.bd (Kaspersky), StartPage-MJ (McAfee), Trojan.JS.StartPage (Ikarus),

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 290,661 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年7月28日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\Documents and Settings\All Users\Desktop\Internet Explorer.lnk
  • %Program Files%\Thunder\Wrper.syc

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Program Files%\Thunder

(註:%Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile\shell\
open\command
{default} = ""%System%\WScript.exe" "%Program Files%\Thunder\Wrper.syc" "%1" %*"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
lnkfile\shell\open\
command
{default} = ""%System%\WScript.exe" "%Program Files%\Thunder\Wrper.syc" "%1" %*"

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile\shell

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
lnkfile\shell

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://www.{BLOCKED}0.com/?g3
  • http://www.{BLOCKED}3.com/?tn=02023048_25_hao_pg

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\lnkfile
    • shell
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\lnkfile
    • shell

手順 3

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\Thunder

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%\Documents and Settings\All Users\Desktop\Internet Explorer.lnk

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_STARTPAGE.SL」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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