解析者: Noel Anthony Llimos   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 174,976 bytes
タイプ BIN
メモリ常駐 はい
発見日 2018年7月26日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスに自身を組み込み、システムのプロセスに常駐します。

  • Kxetray.exe
  • Kxescore.exe
  • 360tray.exe
  • 360sd.exe
  • /sbin/crashrpt.exe
  • TenioDL.exe
  • sysfixkill.exe

その他

マルウェアは、サイドローディングでプロセスを転送するために以下のDLLを読み込みます。

  • TenioDL_core.dll
  • sysfixkill.exe
  • ksmcorex.dll
  • ksecorex.dll
  • kdump.dll
  • /sbin/HWSignature.dll

マルウェアは、"config.js"と "config2.js"のファイル(「TROJ_MALOAD.CFG」として検出)を解析し、コンポーネントファイル用に以下のURLを作成します。

  • sltp://setup.{BLOCKED}01.info:1108/setup2.pkg
  • sltp://setup.{BLOCKED}01.info:1108/runtime2sp.pxz
  • sltp://setup.{BLOCKED}01.info:1108/runtime.pxz

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.404.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年7月26日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.405.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年7月27日

手順 1

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 2

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_MALOAD.QFKG」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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