TROJ_MALOAD.QFKG
Windows

マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスに自身を組み込み、システムのプロセスに常駐します。
- Kxetray.exe
- Kxescore.exe
- 360tray.exe
- 360sd.exe
- /sbin/crashrpt.exe
- TenioDL.exe
- sysfixkill.exe
その他
マルウェアは、サイドローディングでプロセスを転送するために以下のDLLを読み込みます。
- TenioDL_core.dll
- sysfixkill.exe
- ksmcorex.dll
- ksecorex.dll
- kdump.dll
- /sbin/HWSignature.dll
マルウェアは、"config.js"と "config2.js"のファイル(「TROJ_MALOAD.CFG」として検出)を解析し、コンポーネントファイル用に以下のURLを作成します。
- sltp://setup.{BLOCKED}01.info:1108/setup2.pkg
- sltp://setup.{BLOCKED}01.info:1108/runtime2sp.pxz
- sltp://setup.{BLOCKED}01.info:1108/runtime.pxz
対応方法
手順 1
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 2
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_MALOAD.QFKG」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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