TROJ_FAKEAV.EAZ

マルウェアのプロセス終了：

1. 最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行し、検出したマルウェアのファイル名を確認し、メモ等をとってください。
2. タスクマネージャを起動します。
   • Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、CTRL+SHIFT+ESCを押し、[プロセス]タブをクリックします。
3. 実行中のプログラムのリストから、上記で検出したマルウェアのファイルを選択します。
4. 使用しているWindowsのバージョンに応じて、[タスクの終了]、または、[プロセスの終了]をクリックします。
5. 同様の手順で、上記で確認したマルウェアのファイルを全て終了してください。
6. マルウェアのプロセスが終了されているかを確認するには、タスクマネージャを閉じ、再度開いてください。
7. タスクマネージャを閉じてください。

特定のファイルが起動した際のマルウェアに自動起動実行の停止：

1. レジストリエディタを起動します。
   [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。
2. [ファイル名を指定して実行]の名前欄に以下を入力します。
   command /c copy ＜Windowsフォルダ＞egedit.exe regedit.com | regedit.com
3. [OK]をクリックします。
   ※command /c copy ＜Windowsフォルダ＞egedit.exe regedit.com | regedit.com は半角英数字で入力する必要があります（大文字／小文字は区別されません）。
4. 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
   
   • HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\shell\open\command
5. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
   Default
6. [値のデータ]がマルウェアのパス名およびファイル名であるかを確認します。
7. [値のデータ]がマルウェアのパス名およびファイル名である場合は、その[値の名前]が「（既定）」である部分で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。
8. [文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、現在の[値のデータ]を削除し、以下の値を入力します。
   %1 %*
9. 以下のレジストリキーに対して、上記の手順を繰り返してください。
   
   • HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\shell\open\command
10. レジストリエディタを閉じます。
11. [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、以下を入力します。
    command /c del regedit.com
12. [OK]をクリックします。
    ※command /c del regedit.com は半角英数字で入力する必要があります（大文字／小文字は区別されません）。

このマルウェアが追加したレジストリ値の削除：

1. 「レジストリエディタ」を起動します。
   [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、[OK]をクリックします。
   ※regedit は半角英数字で入力する必要があります（大文字／小文字は区別されません）。
2. 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
   HKEY_CURRENT_USER>Software>Microsoft>Windows
3. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
   Identity = "{hex value}"
4. 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
   HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>CurrentControlSet>Services>SharedAccess>Parameters>FirewallPolicy>DomainProfile
5. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
   EnableFirewall = "0"
6. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
   DoNotAllowExceptions = "0"
7. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。
   DisableNotifications = "1"
8. 「レジストリエディタ」を閉じます。

このマルウェアが変更したレジストリ値の修正：

1. 「レジストリエディタ」を起動します。
   [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、"regedit" と入力し、[OK]をクリックします。
   ※"regedit" は半角英数字で入力する必要があります（大文字／小文字は区別されません）。
2. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
   HKEY_CLASSES_ROOT>.exe
3. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
   (Default) = "secfile"
4. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
   (Default) = "exefile"
5. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
   HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Clients>StartMenuInternet>FIREFOX.EXE>shell>open>command
6. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
   (Default) = ""%Application Data%\av.exe" /START "%Program Files%\Mozilla Firefox\firefox.exe""
7. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
   (Default) = "%Program Files%\Mozilla Firefox\firefox.exe"
8. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
   HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Clients>StartMenuInternet>FIREFOX.EXE>shell>safemode>command
9. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
   (Default) = ""%Application Data%\av.exe" /START "%Program Files%\Mozilla Firefox\firefox.exe" -safe-mode"
10. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    (Default) = ""%Program Files%\Mozilla Firefox\firefox.exe" -safe-mode"
11. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Clients>StartMenuInternet>IEXPLORE.EXE>shell>open>command
12. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    (Default) = ""%Application Data%\av.exe" /START "%Program Files%\Internet Explorer\iexplore.exe""
13. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    (Default) = "%Program Files%\Internet Explorer\iexplore.exe"
14. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>Security Center
15. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    AntiVirusDisableNotify = "1"
16. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    AntiVirusDisableNotify = "0"
17. 再び、右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    FirewallDisableNotify = "1"
18. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    FirewallDisableNotify = "0"
19. 再び、右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    UpdatesDisableNotify = "1"
20. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    UpdatesDisableNotify = "0"
21. 再び、右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    AntiVirusOverride = "1"
22. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    AntiVirusOverride = "0"
23. 再び、右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    FirewallOverride = "1"
24. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    FirewallOverride = "0"
25. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>CurrentControlSet>Services>SharedAccess
26. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    Start = "4"
27. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    Start = "2"
28. レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE>SYSTEM>CurrentControlSet>Services>SharedAccess>Parameters>FirewallPolicy>StandardProfile
29. 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    EnableFirewall = "0"
30. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    EnableFirewall = "1"
31. 再び、右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。
    DisableNotifications = "1"
32. [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。
    DisableNotifications = "0"
33. レジストリエディタを閉じます。

マルウェアのファイルの削除：

1. [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
   註：Windowsのバージョンによって異なります。
2. [ファイル名のすべてまたは一部]に、以下のファイル名を入力してください。
   
   • %Application Data%\1gx8VwiF
3. [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
4. 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETEを押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。