解析者: Roland Marco Dela Paz   

 別名:

Symantec: Trojan.Mdropper; Kaspersky: Exploit.MSWord.CVE-2010-3333.b

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、以下の脆弱性を利用し、感染コンピュータ内に不正なファイルを作成します。

  • the RTF Stack Buffer Overflow Vulnerability

この脆弱性が利用されると、「TROJ_DROPR.VTG」として検出されるファイルを作成します。このマルウェアは、作成したファイルを実行します。

実行後、マルウェアは、自身の不正活動を隠蔽するために無害なファイルを作成します。

  詳細

ファイルサイズ 142,361 bytes
タイプ Other
メモリ常駐 なし
発見日 2011年3月17日
ペイロード ファイルの作成

インストール

マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %User Temp%\{malware filename}.doc

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

作成活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、マルウェアは不正なファイルを作成します。

その他

上記の脆弱性が利用されると、マルウェアは、以下の不正活動を実行します。

マルウェアは、以下のようにファイルを作成します。

  • %User Temp%/update.exe - 「TROJ_DROPR.VTG」として検出

マルウェアは、作成したファイルを実行します。

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

実行後、マルウェアは、自身の不正活動を隠蔽するために以下のように無害なファイルを作成します。

  • %User Temp%\{malware filename}.doc

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI OPR パターンバージョン 7.908.10
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年3月17日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「TROJ_ARTIEF.NZY」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    • TROJ_DROPR.VTG

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %User Temp%\{malware filename}.doc

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_ARTIEF.NZY」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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