SWF_EXPLOIT.MC
Exploit:SWF/CVE-2013-0634 (Microsoft), SWF/Exploit.CVE-2013-0634.A trojan (NOD32)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
その他
これは、トレンドマイクロの製品では、特別に細工されたFlashファイル(拡張子SWF)の検出名です。マルウェアは、Adobe Flash Playerの特定のバージョンに存在する脆弱性を利用します。
マルウェアは、以下の脆弱性を利用します。
この脆弱性の利用は、Windowsのオペレーティングシステム(OS)上および Adobe Flash Playerの特定のバージョンで引き起こります。マルウェアは、インストールされているOSやAdobe Flash Playerのバージョンを確認し、この脆弱性を利用します。
マルウェアは、Windowsのバージョンが以下のいずれかかどうかを確認します。
- Windows Server 2003
- Windows Server 2003 R2
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows XP
- Windows Vista
- Windows 7
この脆弱性の利用は、Flash playerのバージョンが以下に該当する場合に引き起こります。
- 11.4.402.287
- 11.4.402.278
- 11.4.402.265
- 11.5.502.146
- 11.5.502.135
- 11.5.502.110
マルウェアは、以下のバイナリファイルを実行します。これはプロセッサによって異なります。
- TROJ_DROPPER.YWO - 32-bit
- TROJ64_DROPPER.YWO - 64-bit
これらのバイナリファイルは、オブジェクトのストリーミングを通して実行される任意のコードです。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「SWF_EXPLOIT.MC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 3
以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。
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