解析者: Mark Joseph Manahan   

 別名:

Mal/PerlBot-A (Sophos)

 プラットフォーム:

Unix, Linux, Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(Bash)」に存在する、「Shellshock」とも呼ばれる脆弱性を利用するIRC(Internet relay chat)ボットです。

マルウェアは、IRCサーバに接続します。

  詳細

ファイルサイズ 55,947 bytes
タイプ Script
メモリ常駐 はい
発見日 2014年9月27日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされコンピュータに侵入します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.85.69/ec.z via Shellshock Exploit

バックドア活動

マルウェアは、以下のいずれかのIRCサーバに接続します。

  • {BLOCKED}s.bot.nu

マルウェアは、以下のいずれかのIRCチャンネルに接続します。

  • #bash

マルウェアは、リモートでInternet Relay Chat (IRC)サーバにアクセスし、不正リモートユーザから以下のコマンドを受信します。

  • UDP Flooding
  • TCP Flooding
  • Http Flooding
  • Irc Control (join,part,xejoin,op,deop,voice,devoice,nick,msg,quit,xaw,die)
  • Irc Channel (CTCP, Message, Notice Flooding)
  • Connect to arbitrary ip and port
  • Download arbitrary file
  • Scan port of certain IP
  • Mail Function
  • Resolve DNS' Ip
  • Ping IP:Port

その他

マルウェアがリモートでInternet Relay Chat (IRC)サーバにアクセスし、不正リモートユーザから受信するコマンドは以下のとおりです。

  • UDPフラッド
  • TCPフラッド
  • Httpフラッド
  • Irc制御(join,part,xejoin,op,deop,voice,devoice,nick,msg,quit,xaw,die)
  • Ircチャンネル(「Client-to-client protocol(CTCP)」 、メッセージおよび通知の大量送信)
  • 任意のIPおよびポートに接続
  • 任意ファイルのダウンロード
  • 特定のIPのポートをスキャン
  • メール機能
  • DNSの名前解決
  • ping送信 (,)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.176.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年9月27日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.177.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年9月27日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PERL_SHELLBOT.CE」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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