
PERL_SHELLBOT.CE
Mal/PerlBot-A (Sophos)
Unix, Linux, Windows

- マルウェアタイプ: バックドア型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: はい
- 感染報告の有無: はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マルウェアは、Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(Bash)」に存在する、「Shellshock」とも呼ばれる脆弱性を利用するIRC(Internet relay chat)ボットです。
マルウェアは、IRCサーバに接続します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされコンピュータに侵入します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.85.69/ec.z via Shellshock Exploit
バックドア活動
マルウェアは、以下のいずれかのIRCサーバに接続します。
- {BLOCKED}s.bot.nu
マルウェアは、以下のいずれかのIRCチャンネルに接続します。
- #bash
マルウェアは、リモートでInternet Relay Chat (IRC)サーバにアクセスし、不正リモートユーザから以下のコマンドを受信します。
- UDP Flooding
- TCP Flooding
- Http Flooding
- Irc Control (join,part,xejoin,op,deop,voice,devoice,nick,msg,quit,xaw,die)
- Irc Channel (CTCP, Message, Notice Flooding)
- Connect to arbitrary ip and port
- Download arbitrary file
- Scan port of certain IP
- Mail Function
- Resolve DNS' Ip
- Ping IP:Port
その他
マルウェアがリモートでInternet Relay Chat (IRC)サーバにアクセスし、不正リモートユーザから受信するコマンドは以下のとおりです。
- UDPフラッド
- TCPフラッド
- Httpフラッド
- Irc制御(join,part,xejoin,op,deop,voice,devoice,nick,msg,quit,xaw,die)
- Ircチャンネル(「Client-to-client protocol(CTCP)」 、メッセージおよび通知の大量送信)
- 任意のIPおよびポートに接続
- 任意ファイルのダウンロード
- 特定のIPのポートをスキャン
- メール機能
- DNSの名前解決
- ping送信 (
, )
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PERL_SHELLBOT.CE」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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