解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

  詳細

ファイルサイズ 114,597 bytes
タイプ HTML, HTM
メモリ常駐 なし
発見日 2011年7月29日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。これにより、不正ファイルがダウンロードされます。

  • CVE-2006-0003
  • CVE-2010-0188
  • CVE-2010-0840
  • CVE-2010-0886
  • CVE-2010-1885

この脆弱性が利用されると、マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、他の不正なファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}6.{BLOCKED}6.240.18/9VBMa76FFnB4VAYu0X5j755pMiSyVrcV?s=mdacot

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\updates.exe - TROJ_JORIK.BRU

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

その他

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。

  • CVE-2006-0003:
  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2006-0003
  • http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/ms06-014.mspx
  • CVE-2010-0188:
  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2010-0188
  • http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb10-07.html
  • CVE-2010-0840:
  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2010-0840
  • http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/javacpumar2010-083341.html
  • CVE-2010-0886:
  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2010-0886
  • http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/alert-cve-2010-0886-094541.html
  • CVE-2010-1885:
  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2010-1885
  • http://www.microsoft.com/technet/security/advisory/2219475.mspx

その他

セキュリティ対策の面からも脆弱性に関する以下の説明を参照してください。

マルウェアは、以下のWebサイトに組み込まれています。

  • http://{BLOCKED}v.ru/9VBMa76FFnB4VAYu0X5j755pMiSyVrcV
  • http://{BLOCKED}v.ru/RX1eVH86t3kIj7eD87LSY9NnDZl0kSB6M

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「JS_EXPLOIT.BRU」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JS_EXPLOIT.BRU」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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