JAVA_LOADER.DR
Exploit:Java/CVE-2012-0507.D (Microsoft), Trojan.Maljava (Symantec), Exploit.Java.CVE-2011-3544.np (Kaspersky)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、最初のパラメータで既定されているファイルをダウンロードします。マルウェアは、ダウンロードしたファイルを "%User Temp%\cgs8h<ランダムな数値>.exe" として保存します。そして特定のコマンドラインを使い、「CVE-2011-3544」に関連した脆弱性を利用することによりダウンロードしたファイルを実行します。
マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。
マルウェアは、他のファイルを作成する機能を備えていません。
マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
感染活動
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
バックドア活動
マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。
作成活動
マルウェアは、他のファイルを作成する機能を備えていません。
情報漏えい
マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。
その他
セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。
マルウェアは、最初のパラメータで既定されているファイルをダウンロードします。マルウェアは、ダウンロードしたファイルを以下として保存します。
- %User Temp%\cgs8h<ランダムな数値>.exe
(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)
そして以下のコマンドラインを使い、「CVE-2011-3544」に関連した脆弱性を利用することによりダウンロードしたファイルを実行します。
- %User Temp%\cgs8h<ランダムな数値>.exe
- regsvr32 -s "%User Temp%\cgs8h<ランダムな数値>.exe"
マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\cgs8h{random number}.exe
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_LOADER.DR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。
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