HKTL_RADMIN.GA
RemAdm-RemoteAdmin. (McAfee); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); TR/Virtl.9946 (Avira); Riskware/RAdmin (Fortinet)
Windows

マルウェアタイプ:
ハッキングツール
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 プログラムは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
プログラムは、ポートを開き、不正リモートユーザからのコマンドを待機します。 プログラムは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
詳細
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
プログラムは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
他のシステム変更
プログラムは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\iplist
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\iplist
{number} = {hex string}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
Prot = {hex value}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
Timeout = {hex value}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
EnableLogFile = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
LogFilePath = {full path of the log file, default is "c:\logfile.txt"}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
FilterIp = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
DisableTrayIcon = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
AutoAllow = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
AskUser = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
EnableEventLog = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
NTAuthEnabled = {0 or 1}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
MSDTC\Parameters
Para = {hex string}
バックドア活動
プログラムは、以下のポートを開き、不正リモートユーザからのコマンドを待機します。
- 4899 (default)
プログラムは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Logs user on/off
- Captures screen changes
- Transfer files
- Shut down
- Mouse and keyboard control
作成活動
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- {variable path and filename, default is "c:\logfile.txt"}
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「HKTL_RADMIN.GA」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\iplist
- {number} = {hex string}
- {number} = {hex string}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- Prot = {hex value}
- Prot = {hex value}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- Timeout = {hex value}
- Timeout = {hex value}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- EnableLogFile = {0 or 1}
- EnableLogFile = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- LogFilePath = {full path of the log file, default is "c:\logfile.txt"}
- LogFilePath = {full path of the log file, default is "c:\logfile.txt"}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- FilterIp = {0 or 1}
- FilterIp = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- DisableTrayIcon = {0 or 1}
- DisableTrayIcon = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- AutoAllow = {0 or 1}
- AutoAllow = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- AskUser = {0 or 1}
- AskUser = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- EnableEventLog = {0 or 1}
- EnableEventLog = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- NTAuthEnabled = {0 or 1}
- NTAuthEnabled = {0 or 1}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\Parameters
- Para = {hex string}
- Para = {hex string}
手順 5
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC
- iplist
- iplist
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC
- Parameters
- Parameters
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
- {variable path and filename, default is "c:\logfile.txt"}
手順 7
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_RADMIN.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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