HackTool.Win64.PortScan.G
Windows

マルウェアタイプ:
ハッキングツール
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このプログラムをNoteworthy(要注意)に分類しました。
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- {Grayware Path}\ip.txt → contains a list of found IP addresses successfully connected to the specified port.
その他
プログラムは、以下を実行します。
- It tests if a port is open by connecting to a specified range of IP addresses to a specified port via TCP connection.
- It displays the following console output:
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。
- {IP Address Range} → Range of IP addresses to scan (e.g., 172.16.0.0 172.16.0.254)
- {Port} → Port to scan
- {Number of Hosts Per Scan} → value ranging from 1 to 800
The above parameters are entered in the following order:- {IP Address Range} {Port} {Number of Hosts Per Scan}
<補足>
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- {グレイウェアのパス}\ip.txt →指定されたポートに正常に接続して検出されたIPアドレスの一覧を含む
その他
プログラムは、以下を実行します。
- TCP接続を介して特定のポートに指定されたIPアドレスの範囲に接続して、ポートが開いているかどうかをテストします。
- 以下のコンソール出力を表示します。
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。
- {IPアドレス範囲} →スキャン対象とするIPアドレスの範囲(例:172.16.0.0 172.16.0.254)
- {ポート} →スキャン対象とするポート
- {スキャンあたりのホスト数} → 1 ~ 800の範囲の値
上記のパラメータは以下の順序で入力されます。
- {IPアドレスの範囲} {ポート} {スキャンあたりのホスト数}
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- {Grayware Path}\ip.txt
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HackTool.Win64.PortScan.G」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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