解析者: Sabrina Lei Sioting   

 別名:

TrojanDropper:Win32/Farfli.E (Microsoft), Packed.Win32.Klone.d (Kaspersky), Trojan.Malcol (Symantec), Trojan.Win32.Packer.Klone.d (Sunbelt), W32/Zegost.AB.gen!Eldorado (Fprot),

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 71,680 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年7月7日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Program Files%\Oklm\welmnopqr.jpg

(註:%Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Program Files%\Oklm

(註:%Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\306319159
ImagePath = "%System%\svchost.exe -k imgsvc"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\306319159
DisplayName = "welmno Qrstuvwx Abcdefgh Jklm"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\306319159\
Parameters
ServiceDll = "%Program Files%\Oklm\welmnopqr.jpg"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\306319159\
Parameters
ServiceMain = "DarkAngel"

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Enum\Root\LEGACY_REMOTEACCESS

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Enum\Root\LEGACY_WELMNO_QRSTUVWX_ABC

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\welmno Qrstuvwx Abc

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\287397126

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\306319159

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Tracing\Router

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • xzz5060.{BLOCKED}6.org

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

セーフモードでの再起動後、以下のレジストリキーを削除してください。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\Oklm

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_GHOSTNET.SS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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