解析者: Earle Maui Earnshaw   

 別名:

Trojan:Win32/Beahny (Microsoft); BScope.Trojan.Azden (VBA32)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 139,448 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2019年3月15日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, 情報収集, ファイルの作成

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Start Menu%\{8 random characters}.exe -> Modified Copy of File
  • %Windows%\{8 random characters}.exe ->Modified Copy of File
  • %Application Data%\{8 random characters}.exe ->Modified Copy of File
  • %User Temp%\{7 random numerical characters}.bat -> 3 files will be created for dropping of malware file in %Windows%, %Application Data% and %Start Menu% directories.

(註:%Start Menu%フォルダは、現在ログオンしているユーザのスタートメニューフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Windows\Start Menu" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu" です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu" です。. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %Application Data%フォルダは、現在ログオンしているユーザのアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。. %User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • /c "%User Temp%\{7 random numerical characters}.bat" -> Copies the malware file into %Windows%, %Application Data%, %Start Menu%, then deletes "%User Temp%\{7 random numerical characters}.bat" after execution
  • cmd /c start /b sc start Schedule&ping localhost&sc query Schedule|findstr RUNNING&&(schtasks /delete /TN {10 random characters} /f&schtasks /create /ru system /sc MINUTE /mo 50 /ST 07:00:00 /TN {10 random characters} /tr "cmd.exe /c %Windows%\{8 random characters}.exe"&schtasks /run /TN {10 random characters}) -> process that checks for the scheduled task, ping's local host and creates scheduled task
  • schtasks /create /ru system /sc MINUTE /mo 50 /ST 07:00:00 /TN {10 random characters} /tr "cmd.exe /c %Windows%\{8 random characters}.exe" -> creates scheduled task
  • %Application Data%\{8 Random Characters}.exe
  • wmic csproduct get UUID -> to get the machine's GUID
  • wmic nic where netconnectionid!=NULL get macaddress -> to get the machine's MAC Address
  • Wmic Path Win32_VideoController Get Description -> to get the Graphics Memory information

(註:%Start Menu%フォルダは、現在ログオンしているユーザのスタートメニューフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Windows\Start Menu" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu" です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu" です。)

スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • AH0a4hnqzh3gQp

バックドア活動

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}i.{BLOCKED}g.com/t.php?ID={Computer Name}&GUID={GUID}&MAC={MAC ADDRESS}&OS={OS Version&BIT={32/64}&CARD={VIDEO CARD INFORMATION}&_T={TIME}
  • http://{BLOCKED}p.{BLOCKED}y.com/t.php?ID={Computer Name}&GUID={GUID}&MAC={MAC ADDRESS}&OS={OS Version&BIT={32/64}&CARD={VIDEO CARD INFORMATION}&_T={TIME}
  • http://{BLOCKED}o.{BLOCKED}h.com/t.php?ID={Computer Name}&GUID={GUID}&MAC={MAC ADDRESS}&OS={OS Version&BIT={32/64}&CARD={VIDEO CARD INFORMATION}&_T={TIME}

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Computer Name
  • Machine's GUID
  • MAC Address
  • OS Version
  • Graphics Memory Information
  • System Time

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.886.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年3月21日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.887.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年3月22日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「TrojanSpy.Win32.BEAHNY.THCACAI」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

スケジュールされたタスクを削除する

タスク削除の手順に含まれる{タスク名} - {実行するタスク}には以下が当てはまります。

  • schtasks  /create /ru system /sc MINUTE /mo 50 /ST 07:00:00 /TN PE9lHrkumd /tr "cmd.exe /c %Windows%\{8 random characters}.exe"

Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003の場合:

  1. [スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[システムツール]→[スケジュールされたタスク]をクリックして、スケジュールされたタスクを開きます。
  2. 上記の{タスク名} を、[名前]の欄に入力します。
  3. 入力した{タスク名} 持つファイルを右クリックします。
  4. [プロパティ]をクリックします。 [実行]フィールドで、表示されている{実行するタスク}を確認します。
  5. 上記の{実行するタスク}と文字列が一致するタスクを削除します。

Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows 8、Windows 8.1、およびWindows Server 2012の場合:

  1. Windowsタスクスケジューラを開きます。
    • Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008の場合、[スタート]をクリックし、[検索]フィールドに「taskchd.msc」と入力してEnterキーを押します。
    • Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012の場合、画面の左下隅を右クリックし、[実行]をクリックし、「taskchd.msc」と入力してEnterキーを押します。
  2. 左側のパネルで、[タスクスケジューラライブラリ]をクリックします。
  3. 中央上部のパネルで、上記の{タスク名}を[名前]の欄に入力します。
  4. 中央下部のパネルで、[アクション]タブをクリックします。 [詳細]の欄で、{実行するタスク}を確認します。
  5. 文字列が一致するタスクを削除します。

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %Start Menu%\{8 random characters}.exe
  • %Windows%\{8 random characters}.exe
  • %Application Data%\{8 random characters}.exe

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win32.BEAHNY.THCACAI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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