解析者: Henry Alarcon Jr.   

 別名:

Python/KillDB.C (ESET-NOD32), Trojan:Win32/Occamy.C (Microsoft), W32/OtorunN (Fortinet)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 4,825,143 bytes
メモリ常駐 なし
発見日 2019年4月4日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Use of default credentials in FTP, MySQL, PostgreSQL, MongoDB, Redis, Memcached
  • Tomcat default credentials and misconfigurations.
  • Default SVN and Git paths
  • Git repository format version content
  • PhpMyAdmin details
  • Www backup paths
  • RealVNC Enterprise Direct Connect
  • RSYNC accessibility

情報収集

スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • http://s.{BLOCKED}espa33w.tk/c3?{stolen data}
  • http://s.{BLOCKED}dgpzk.tk/c3?{stolen data}
  • http://s.{BLOCKED}k.xyz/c3?{stolen data}
  • http://s.{BLOCKED}7.xyz/c3?{stolen data}
  • where "stolen data" is the malware used for accessibilty to login/collect details:
    • wanip={hostname or ip}&username={username}&password={password}&lanip={service name}&port={port}
      where username and passwords value could be:
      • uri path
      • git or svn paths
      • git content
      • details
      • backup paths
      • password
      • usernames

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.920.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年4月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.921.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年4月5日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「TrojanSpy.Python.XWO.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Python.XWO.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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