解析者: Henry Alarcon Jr.   

 別名:

HEUR:Trojan.BAT.Generic (Kaspersky), Trojan.Obfus.BAT.3.Gen (BitDefender)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、バッチファイルとしてPowerShellスクリプトをダウンロードし実行することで、ブラジルの3つの銀行「Banco Bradesco」、「Banco do Brasil」、「Sicredi」を狙うバンキングトロジャン(オンライン銀行詐欺ツール)、Outlookの連絡先やPCの認証情報などを窃取する情報窃取型マルウェア、およびハッキングツール「RADMIN」を感染PCに送り込みます。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、上記で作成されたフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。

  詳細

ファイルサイズ 627 bytes
タイプ BAT
メモリ常駐 なし
発見日 2019年2月19日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_

(註:%Public%フォルダは、すべてのユーザ共通のファイルまたはフォルダのリポジトリとして機能するフォルダです。Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\Public" です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.52.26/loads/20938092830482 ← Powershell codes that will connect to other websites to download, extract and rename.
  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.52.26/mods/al/md.zip ← downloaded of Powershell codes

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\ex.png ← detected as Trojan.JS.BANKER.THBAIAI
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\Java_{6 random character}{1 random number}_.exe ← Autoit Sctipt Compiler
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\Java_{6 random character}{1 random number}_.LNS ← detected as TrojanSpy.Win32.BANRAP.AS
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\Java_{6 random character}{1 random number}_1.LNS ← Autoit script
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\libeay32.dll ← normal file
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\sqlite3.dll ← normal file
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_\ssleay32.dll ← normal file
  • %Public%\i.dat ← where it saves its string used for files and folder name.
  • %Public%\c.lnk ← Target: Autoit compiler and autoit script
  • %User Startup%\ Java__{6 random character}{1 random number}_.lnk ← Target: Autoit script compiler and autoit script

マルウェアは、上記で作成されたフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。

<補足>
インストール

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.52.26/loads/20938092830482 ← 他のWebサイトに接続してダウンロード、抽出、名前変更を行うPowerShellコード
  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.52.26/mods/al/md.zip ← Powershellコードのダウンロード

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_\ex.png ← 「Trojan.JS.BANKER.THBAIAI」として検出
  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_.exe ← Autoit スクリプトコンパイラ
  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_.LNS ← 「TrojanSpy.Win32.BANRAP.AS」として検出
  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_1.LNS ← Autoit スクリプト
  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{1 random number}_\libeay32.dll ← ノーマルファイル
  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_\sqlite3.dll ← ノーマルファイル
  • %Public%\Java_{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_\ssleay32.dll ← ノーマルファイル
  • %Public%\i.dat ← ファイルとフォルダ名に使用される文字列を保存します
  • %Public%\c.lnk ← 対象:Autoitコンパイラおよびautoitスクリプト
  • %User Startup%\ Java__{ランダムな6文字}{ランダムな数字1文字}_.lnk ← 対象:Autoitスクリプトコンパイラとautoitスクリプト

マルウェアは、上記で作成されたフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • マルウェアは、感染PCを再起動するため以下のコマンドを実行します。
    • shutdown -r -t 200

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.824.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年2月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.825.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年2月20日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「Trojan.BAT.BANLOAD.THBAIAI」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Public%\Java_{6 random character}{1 random number}_
  • %Public%\i.dat
  • %Public%\c.lnk
  • %User Startup%\ Java__{6 random character}{1 random number}_.lnk

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.BAT.BANLOAD.THBAIAI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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