W97M_SHELLHIDE.A
Trojan:X97M/ShellHide.gen (Microsoft) , Trojan-Dropper.MSWord.Agent.gz (Kaspersky)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マルウェアは、マクロを有効化したWord文書を不正なスパムメールの添付として利用した、2014年4月の攻撃に関連しています。これによりコンピュータは、「ZBOT」に感染します。このマルウェアに感染したユーザは、オンライン銀行のアカウントの侵害に見舞われる可能性があります。
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。
- %User Profile%\BrhotakdNdVMM.exe - detected as TSPY_ZBOT.DOCM
(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)
その他
マルウェアが作成する以下のファイルは、「TSPY_ZBOT.DOCM」として検出されます。
- %User Profile%\BrhotakdNdVMM.exe
マルウェアは、文書またはワークブックが開かれる際、埋め込まれているファイルを作成および実行する不正なマクロスクリプトを含んでいます。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、スパイウェアパターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、スパイウェア検索を実行してください。「W97M_SHELLHIDE.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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