VBS_LOCKY.SMAA0
TrojanDownloader:VBS/Donvibs.F (Microsoft); Troj/VBSDl-AG (Sophos); VBS/Locky.B (F-Protect)
Windows

マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- %User Temp%\{random}.dll
- %User Temp%\{random}.DLL.txt
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}18.com/crqlbo0w
- http://{BLOCKED}n.cn/cw5wcx3
- http://{BLOCKED}izion.com/da3x86
- http://{BLOCKED}n.com/6xgohg6i
- http://{BLOCKED}al.net/727rk
- http://{BLOCKED}h.me/adyb3nu
- http://{BLOCKED}ydro.net/4b5aii
- http://{BLOCKED}n.com/51smshd6
- http://{BLOCKED}an-invest.com/51smshd6
- http://{BLOCKED}n-link.com/82qv7x1
- http://{BLOCKED}n.com/2pe6pf
- http://{BLOCKED}s.{BLOCKED}g.il/xo7lqkh9
- http://{BLOCKED}d.{BLOCKED}m.cn/y8fdw5
- http://{BLOCKED}tal.net/3i5bj
- http://{BLOCKED}locacao.com/z7eum
- http://{BLOCKED}unel.net/3l7u5c7
- http://{BLOCKED}healthservices.com/t2u9xv
- http://{BLOCKED}klara.pl/twn3gbf2
- http://{BLOCKED}tal.net/3i5bj
- http://{BLOCKED}services.com/sh25o
- http://{BLOCKED}ydro.net/4b5aii
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「VBS_LOCKY.SMAA0」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\{random}.dll
- %User Temp%\{random}.DLL.txt
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「VBS_LOCKY.SMAA0」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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