解析者: Clive Fuentebella   

 別名:

Troj/IcedID-Q (SOPHOS_LITE)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 317,440 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システム情報の収集, 情報収集

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のフォルダを追加します。

  • (%Application Data% or %AppDataLocal%)\{Random string}\{Random string}
  • C:\ProgramData\{Username}
  • %AppDataLocal%\{Username}

(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • (%Application Data% or %AppDataLocal%)\{Random string}\{Random string}\{Random characters}.dll (Slightly modified copy of itself)
  • %User Temp%\{Random character}.tmp (Self-signed certificate)

(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。. %User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • %System%\msiexec.exe /i {Random characters}.msi

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • {{Random 8 characters}-{Random 4 characters}-{Random 4 characters}-{Random 4 characters}-{Random 8 characters}}

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Update config
  • Reboot system
  • Execute arbitrary commands
  • Steal cookies
  • Steal credentials
  • Get logs
  • Get file information
  • Get system information

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}ite3.club/audio/?z={Encrypted information}
  • http://{BLOCKED}iprooslk.cyou/audio/?z={Encrypted information}

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ルートキット機能

スパイウェアは、ルートキット機能を備えていません。

ダウンロード活動

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}ite3.club/image/?id={Random characters}
  • http://{BLOCKED}iprooslk.cyou/image/?id={Random characters}

スパイウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • C:\ProgramData\{Username}\{Random characters}.png
  • %AppDataLocal%\{Username}\{Random characters}.png

(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

情報漏えい

トロイの木馬化されたアプリケーションが実行されると、[Malware]は、以下の情報を収集します。

  • MAC address
  • Computer name
  • Username
  • OS information
  • Status if sample is ran on a virtual machine
  • Domain in which device is located
  • Downloader version
  • User SID
  • Time executed

その他

スパイウェアは、以下を実行します。

  • It hooks itself to Chrome or Firefox to steal information.

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

以下のスケジュールされたタスクを追加します:

  • Task name: {Random string}_{{Random 8 characters}-{Random 4 characters}-{Random 4 characters}-{Random 4 characters}-{Random 8 characters}}
    Task to be run: regsvr32.exe /s {Slightly modified copy of itself}
    Task trigger: At logon, every one hour

<補足>
インストール

スパイウェアは、以下のフォルダを追加します。

  • (%Application Data% または %AppDataLocal%)\{ランダムな文字列}\{ランダムな文字列}
  • C:\ProgramData\{ユーザ名}
  • %AppDataLocal%\{ユーザ名}

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • (%Application Data% または %AppDataLocal%)\{ランダムな文字列}\{ランダムな文字列}\{ランダムな文字}.dll (わずかに改変された自身のコピー)
  • %User Temp%\{ランダムな文字}.tmp (自己署名証明書)

スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • %System%\msiexec.exe /i {ランダムな文字}.msi

スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • {{ランダムな8文字}-{ランダムな4文字}-{ランダムな4文字}-{ランダムな4文字}-{ランダムな8文字}}

バックドア活動

スパイウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • 環境設定ファイルのアップデート
  • システムの再起動
  • 任意のコマンドの実行
  • cookieの窃取
  • 認証情報の窃取
  • ログの取得
  • ファイル情報の取得
  • システム情報の取得

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}ite3.club/audio/?z={暗号化された情報}
  • http://{BLOCKED}iprooslk.cyou/audio/?z={暗号化された情報}

ダウンロード活動

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}ite3.club/image/?id={ランダムな文字}
  • http://{BLOCKED}iprooslk.cyou/image/?id={ランダムな文字}

スパイウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • C:\ProgramData\{ユーザ名}\{ランダムな文字}.png
  • %AppDataLocal%\{ユーザ名}\{ランダムな文字}.png

情報漏えい

トロイの木馬化されたアプリケーションが実行されると、[Malware]は、以下の情報を収集します。

  • MACアドレス
  • コンピュータ名
  • ユーザ名
  • オペレーティングシステム(OS)情報
  • 検体が仮想マシン上で実行された場合のステータス
  • デバイスが配置されているドメイン
  • ダウンローダのバージョン
  • ユーザSID
  • 実行された時間

その他

スパイウェアは、以下を実行します。

  • スパイウェアは、ChromeまたはFirefoxに自身のコピーをフックして、情報を窃取します。

以下のスケジュールされたタスクを追加します:

  • タスク名: {ランダムな文字列}_{{ランダムな8文字}-{ランダムな4文字}-{ランダムな4文字}-{ランダムな4文字}-{ランダムな8文字}}
    実行するタスク: regsvr32.exe /s {わずかに改変された自身のコピー}
    タスクトリガー: ログオン時、1時間毎

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 16.498.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2021年1月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 16.499.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2021年1月26日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

    • Troj.Win32.TRX.XXPE50FFF040

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 5

スケジュールされたタスクを削除する

タスク削除の手順に含まれる{タスク名} - {実行するタスク}には以下が当てはまります。

  • Task name: {Random string}_{{Random 8 characters}-{Random 4 characters}-{Random 4 characters}-{Random 4 characters}-{Random 8 characters}}
    Task to be run: regsvr32.exe /s {Slightly modified copy of itself}

Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003の場合:

  1. [スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[システムツール]→[スケジュールされたタスク]をクリックして、スケジュールされたタスクを開きます。
  2. 上記の{タスク名} を、[名前]の欄に入力します。
  3. 入力した{タスク名} 持つファイルを右クリックします。
  4. [プロパティ]をクリックします。 [実行]フィールドで、表示されている{実行するタスク}を確認します。
  5. 上記の{実行するタスク}と文字列が一致するタスクを削除します。

Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows 8、Windows 8.1、およびWindows Server 2012の場合:

  1. Windowsタスクスケジューラを開きます。
    • Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008の場合、[スタート]をクリックし、[検索]フィールドに「taskchd.msc」と入力してEnterキーを押します。
    • Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012の場合、画面の左下隅を右クリックし、[実行]をクリックし、「taskchd.msc」と入力してEnterキーを押します。
  2. 左側のパネルで、[タスクスケジューラライブラリ]をクリックします。
  3. 中央上部のパネルで、上記の{タスク名}を[名前]の欄に入力します。
  4. 中央下部のパネルで、[アクション]タブをクリックします。 [詳細]の欄で、{実行するタスク}を確認します。
  5. 文字列が一致するタスクを削除します。

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • (%Application Data% or %AppDataLocal%)\{Random string}\{Random string}\{Random characters}.dll (Slightly modified copy of itself)
  • %User Temp%\{Random character}.tmp (Self-signed certificate)
  • C:\ProgramData\{Username}\{Random characters}.png
  • %AppDataLocal%\{Username}\{Random characters}.png

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TrojanSpy.Win32.ICEDID.FAIU」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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