解析者: Bren Matthew Ebriega   

 別名:

Exploit:Win32/CVE-2018-8120.A (MICROSOFT)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定の脆弱性を利用した感染活動を実行します。

  詳細

ファイルサイズ 82,432 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2020年9月9日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It uses the mentioned vulnerability to escalate its privileges to NT Authority\System.
  • The {Command} passed in its parameter will be executed with escalated privilege.

マルウェアは、以下の脆弱性を利用して感染活動を実行します。

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • {Command}

<補足>
マルウェアは、以下を実行します。

  • マルウェアは、Win32kコンポーネントにおける権限昇格の脆弱性「CVE-2018-8120」を利用して、自身の権限をNT Authority\Systemに昇格させます。
  • パラメータで渡された {コマンド} は、昇格された権限で実行されます。

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • {コマンド}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 16.808.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2021年6月28日
VSAPI OPR パターンバージョン 16.809.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2021年6月29日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.Win32.CVE20188120.E」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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