解析者: Bren Matthew Ebriega   

 別名:

W32/Carbanak.C (exact) (FPROT)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 239,616 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2019年4月23日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It communicates with the main component using named pipes.
  • It listens for incoming Virtual Network Computing (VNC) connections via sockets.
  • It is used by the main component to establish a Virtual Network Computing (VNC) or Hidden Virtual Network Computing (HVNC) session.
  • If a Hidden Virtual Network Computing (HVNC) session is established, it does the following:
    • It creates a hidden desktop.
    • It creates a pop-up menu with the following items to allow it to control the system:
      • Programs and Features
      • Power Options
      • Event Viewer
      • System
      • Device Manager
      • Disk Management
      • Computer Management
      • Command Prompts
      • Task Manager
      • Control Panel
      • File Explorer
      • Shutdown
      • Restart
      • Logoff
  • It also has the following capabilities:
    • Inject Code to Processes
    • Manage Files (Create, Open, Write, Read)
    • Manage Running Processes (Open, Terminate, List the Running Processes)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 14.956.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年4月23日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.957.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年4月24日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • Troj.Win32.TRX.XXPE50FFF043

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

「Trojan.Win32.CARBANAK.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.Win32.CARBANAK.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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