TROJ_SIREFEF.SM9
VirTool:Win32/Obfuscator.XQ (Microsoft); ZeroAccess.hr (McAfee); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Gen:Variant.Kazy.129145 (FSecure); Trojan horse Generic_s.ACB (AVG)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェア マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア )を削除します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\RECYCLER
- %System Root%\RECYCLER\{random 1}
- %System Root%\RECYCLER\{random 1}\{random 2}
(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
他のシステム変更
マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{GUID 1}
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{GUID 1}\InprocServer32
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{GUID 1}
ThreadingModel = "Both"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{GUID 1}
Default = "%System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{GUID 1}\
InprocServer32
Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「"{numeric values}"」となります。)
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{GUID 1}\
InprocServer32
ThreadingModel = "Both"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「"Apartment"」となります。)
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{GUID 2}\
InprocServer32
Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「"%Windows%\wbem\fastprox.dll"」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\CLSID\{GUID 2}\
InprocServer32
Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「"%Windows%\wbem\fastprox.dll"」となります。)
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %System Root%\RECYCLER\{random 1}\{random 2 }\@
- %System Root%\RECYCLER\{random 1}\{random 2}\n
(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://j.{BLOCKED}d.com/app/geoip.js
マルウェア は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア )を削除します。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID
- {GUID 1}
- {GUID 1}
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID\{GUID 1}
- InprocServer32
- InprocServer32
手順 3
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{GUID 1}\InprocServer32
- From: Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
To: Default = "{numeric values}"
- From: Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{GUID 1}\InprocServer32
- From: ThreadingModel = "Both"
To: ThreadingModel = "Apartment"
- From: ThreadingModel = "Both"
- In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{GUID 2}\InprocServer32
- From: Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
To: Default = "%Windows%\wbem\fastprox.dll"
- From: Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\CLSID\{GUID 2}\InprocServer32
- From: Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
To: Default = "%Windows%\wbem\fastprox.dll"
- From: Default = "System Root%\RECYCLER\{random}\{random}\n"
手順 4
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System Root%\RECYCLER
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_SIREFEF.SM9」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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