解析者:   

 別名:

Hiloti.gen.i (McAfee); Mal/Hiloti-D (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他の不正プログラムに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

  詳細

ファイルサイズ 84,480 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年10月27日
ペイロード Disables antivirus software; Connects to websites

侵入方法

マルウェアは、以下の不正プログラムに作成され、コンピュータに侵入します。

  • WORM_PROLACO.EK

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %Windows%\{random file name}.dll - also detected as TROJ_HILOTI.SMEO

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、""C:\Window""、WindowsNT および 2000の場合、""C:\WINNT"" です。)

マルウェアは、以下の不正なファイルまたはコンポーネントを追加します。

  • explorer.exe

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Ecagiwuhuqerofi = rundll32.exe "%Windows%\{random file name}.dll",Startup

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Qyoyakoboxagij
=

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で確認した以下のサービスを終了します。

  • Windows Defender

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスして不正なファイルをダウンロードします。

  • http://{date+data}.{BLOCKED}x.org/get2.php
  • http://{date+data}.{BLOCKED}gr.com/get2.php

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI OPR パターンバージョン 7.573.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年10月27日

手順 1

Windows ME および XPユーザは、パソコンから不正プログラムもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsの検索機能([スタート] → [検索] → [ファイルとフォルダすべて] を選択)などを使用して、この「TROJ_HILOTI.SMEO」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Ecagiwuhuqerofi = rundll32.exe  %Windows%\{random file name}.dll,Startup

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
    • Qyoyakoboxagij

手順 6

「TROJ_HILOTI.SMEO」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_HILOTI.SMEO」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。ただし、念のため、隔離されたファイルを削除してください。詳しくは、こちらをご確認下さい。


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