Rootkit.Win32.FETNILTER.A
Trojan:Win32/Retliften.A (Microsoft);
Windows

マルウェアタイプ:
ルートキット
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
他のシステム変更
マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SystemCertificates\ROOT\Certificates\
FEF8C731E0E7B3D13E221C7595BE3EA270B58863
Blob = {certificate data blob}
バックドア活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.4.180:2080/u
- Query configuration information
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.4.180:2080/p
- Request for proxy settings to be written in HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\AutoConfigURL
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.4.180:2080/s
- Query list of target IP addresses that will redirect to {BLOCKED}.{BLOCKED}.10.244:{BLOCKED}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.4.180:2080/h?
- Ping C2
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.4.180:2080/c
- Query root certificate to be written in HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SystemCertificates\ROOT\Certificates\
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.4.180:2080/v?v={Version Number}&m={Hash}
- Updates itself to latest version
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
その他
マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
SystemCertificates\ROOT\Certificates\
{Certificate Name from C2 Server}マルウェアは、以下を実行します。
- It must be registered kernel driver service to continue with its malicious routine.
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
このマルウェアのサービスを無効にします。
- netfilter
手順 5
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SystemCertificates\ROOT\Certificates\FEF8C731E0E7B3D13E221C7595BE3EA270B58863
- Blob = {certificate data blob}
- Blob = {certificate data blob}
手順 6
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SystemCertificates\ROOT\Certificates\FEF8C731E0E7B3D13E221C7595BE3EA270B58863
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\netfilter
手順 7
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「Rootkit.Win32.FETNILTER.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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