RANSOM_ZONE.B
Trojan-Ransom.Win32.Gen.fmm (KASPERSKY); Ransom-ZoneWare!3F8BFEC760D3 (NAI); Mal/JLocker-B (SOPHOS_LITE)
Windows

マルウェアタイプ:
身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、感染コンピュータや感染ユーザから特定の情報を収集します。
マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
情報漏えい
マルウェアは、以下の情報を収集します。
- Username
- Computer Name
- Generated encryption key
その他
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- http://dpreacher.{BLOCKED}e.com/key/keys.php
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、以下の文字列を含むファイルを暗号化します。
- .txt
- .doc
- .docx
- .xls
- .xlsx
- .ppt
- .pptx
- .rar
- .mp3
- .mp4
- .png
- .jpg
- .jpeg
- .psd
- .gif
- .iso
- .xml
- .sln
- .veg
- .7z
- .html
- .php
- .lua
- .c
- .php
- .py
- .vbs
- .bat
- .js
- .htm
- .log
- .asc
- .dot
- .dotx
- .ans
- .wav
- .apk
- .tar
- .zip
- .avi
- .json
- .xls
- .xlsx
- .java
- .class
- .au
- .qt
- .rtf
- .dat
- .txt
- .jar
- .exe
- .dat
- .contact
- .settings
- .doc
- .docx
- .xls
- .xlsx
- .ppt
- .pptx
- .odt
- .jpg
- .png
- .csv
- .py
- .sql
- .mdb
- .sln
- .php
- .asp
- .aspx
- .html
- .htm
- .xml
- .psd
- .dll
- .c
- .cs
- .mp3
- .mp4
- .f3d
- .dwg
- .cpp
- .zip
- .rar
- .mov
- .rtf
- .bmp
- .mkv
- .avi
- .apk
- .lnk
- .iso
- .7-zip
- .ace
- .arj
- .bz2
- .cab
- .gzip
- .lzh
- .tar
- .uue
- .xz
- .z
- .001
- .mpeg
- .mpg
- .core
- .crproj
- .pdb
- .ico
- .pas
- .db
- .torrent
マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。
- %Application Data%
- %AppDataLocal%
- %Program Files%
- %Windows%\Resources
- %ProgramData%
- %Start Menu%\Programs
- %User Profile%
- %Desktop%
(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %Start Menu%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Windows\Start Menu" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu" です。.. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.)
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- .ZW
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「RANSOM_ZONE.B」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_ZONE.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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