Ransom.MSIL.RANSOMBLOX.AA
HEUR:Trojan-Ransom.MSIL.Gen.gen( KASPERSKY); Trojan:Win32/Ymacco.AA3E(MICROSOFT)
Windows

マルウェアタイプ:
身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
特定のファイル拡張子を持つファイルを暗号化します。 特定のフォルダ内のファイルを暗号化します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It displays the following as ransom note:
ランサムウェアの不正活動
以下の拡張子を持つファイルを暗号化します:$$ DATA $$
- .der
- .pfx
- .crt
- .csr
- .p12
- .pem
- .odt
- .ott
- .sxw
- .stw
- .uot
- .3ds
- .max
- .3dm
- .ods
- .ots
- .sxc
- .stc
- .dif
- .slk
- .wb3
- .odp
- .otp
- .sxd
- .std
- .udp
- .odg
- .otg
- .sxm
- .mml
- .lay
- .lay6
- .asc
- .sqlite3
- .sqlitedb
- .sql
- .accdb
- .mdb
- .db
- .dbf
- .odb
- .frm
- .myd
- .myi
- .ibd
- .mdf
- .ldf
- .sln
- .suo
- .cs
- .c
- cpp
- .pas
- .h
- .asm
- .js
- .cmd
- .bat
- .ps1
- .vbs
- .vb
- .pl
- .dip
- .dch
- .sch
- .brd
- .jsp
- .php
- .asp
- .rb
- .java
- .jar
- .class
- .sh
- .mp3
- .wav
- .swf
- .fla
- .wmv
- .mpg
- .vob
- .mpeg
- .asf
- .avi
- .mov
- .mp4
- .3gp
- .mkv
- .3g2
- .flv
- .wma
- .mid
- .m3u
- .m4u
- .djvu
- .svg
- .ai
- .psd
- .nef
- .tiff
- .tif
- .cgm
- .raw
- .gif
- .png
- .bmp
- .jpg
- .jpeg
- .vcd
- .backup
- .zip
- .rar
- .7z
- .gz
- .tgz
- .tar
- .bak
- .tbk
- .bz2
- .paq
- .arc
- .aes
- .gpg
- .vmx
- .vmdk
- .vdi
- .sldm
- .sldx
- .sti
- .sxi
- .602
- .hwp
- .snt
- .onetoc2
- .dwg
- .wk1
- .wks
- .123
- .rtf
- .csv
- .txt
- .vsdx
- .vsd
- .edb
- .eml
- .msg
- .ost
- .pst
- .potm
- .potx
- .ppam
- .ppsm
- .ppsx
- .pps
- .pot
- .pptm
- .pptx
- .ppt
- .xltm
- .xltx
- .xlc
- .xlm
- .xlt
- .xlw
- .xlsb
- .xlsm
- .xlsx
- .xls
- .dotx
- .dotm
- .dot
- .docm
- .docx
- .doc
マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。
- %User Profile%
(註:%User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。)
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- {original filename}.{original extension}.{random file extension}
対応方法
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
- Troj.Win32.TRX.XXPE50FFF036
手順 2
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 4
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「Ransom.MSIL.RANSOMBLOX.AA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
暗号化されたファイルをバックアップから復元します。
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