別名:

Virus:Win32/Virut.BN (Microsoft); W32.Virut.CF (Symantect); Virus.Win32.Virut.ce (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ファイル感染型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、IRCサーバに接続します。

ウイルス マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ウイルス )を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2009年2月6日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Windows%\usbservice.exe

(註:%Windows%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、"C:\Windows" です。)

自動実行方法

ウイルスは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Usb Service 2.0
ImagePath = "%Windows%\usbservice.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Usb Service 2.0
DisplayName = "Usb Service 2.0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Usb Service 2.0
Type = "110"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Usb Service 2.0
Start = "2"

他のシステム変更

ウイルスは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
\??\%System%\winlogon.exe = "\??\%System%\winlogon.exe:*:enabled:@shell32.dll,-1"

バックドア活動

ウイルスは、以下のいずれかのIRCサーバに接続します。

  • irc.{BLOCKED}f.pl

HOSTSファイルの改変

ウイルスは、WindowsのHOSTSファイルに以下の文字列を追加します。

  • {BLOCKED}7.{BLOCKED}.0.1 {BLOCKED}eF.pl

その他

ウイルス は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ウイルス )を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 5.820.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2009年2月6日
VSAPI OPR パターンバージョン 5.821.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2009年2月6日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • Usb Service 2.0

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List
    • \??\%System%\winlogon.exe = "\??\%System%\winlogon.exe:*:enabled:@shell32.dll,-1"

手順 5

不正プログラム/グレイウェア/スパイウェアがHOSTSファイルに追加した文字列を削除します。

[ 詳細 ]
    • {BLOCKED}7.{BLOCKED}.0.1 {BLOCKED}eF.pl

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_VIRUX.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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