解析者: Thea Patrice Tajonera   

 別名:

Trojan.Win32.KillMBR (IKARUS); Trojan.Win32.DiskWriter.ebe (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    感染ブートセクタ

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 154,112 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2020年12月21日
ペイロード メッセージボックスの表示, プロセスの強制終了

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • schtasks.exe /Create /TN wininit /ru SYSTEM /SC ONSTART /TR "{Malware Path}\{Malware Filename}.exe"

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
wininit = {Malware Path}\{Malware Filename}.exe

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • csrss.exe
  • wininit.exe
  • services.exe

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It deletes the following registry entry:
    • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
      winnit
  • It does not encrypt files
  • Writes into \.\PhysicalDrive0 which causes blue screen:
  • It edits the affected system's Master Boot Record (MBR) to add its own boot code
  • After rebooting the system, it then displays the following as its ransom note:

以下のスケジュールされたタスクを追加します:

  • Task Name: winnit
    • Trigger: At startup
    • Action: Start a program {Malware Path}\{Malware Filename}.exe

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 16.460.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2021年1月6日
VSAPI OPR パターンバージョン 16.461.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2021年1月7日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • Troj.Win32.TRX.XXPE50FFF039

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

Boot.Win32.KILLMBR.ABとして検出されるファイル名を確認後、Windowsの回復コンソールを使用し、Master Boot Record(MBR)の修復およびBoot.Win32.KILLMBR.ABの削除を実行します。

[ 詳細 ]
DATA_GENERIC
※"fixmbr" と "<感染したドライブ>" の間に半角スペースを入れてください。
※"<感染したドライブ>" とは、この不正プログラムが感染したブータブル・ドライブのことです。ドライブが特定できない場合、プライマリ・ブート・ドライブにあるマスター・ブート・レコードが上書きされている可能性があります。
  • コマンドプロンプトに exit と入力し、コンピュータを再起動してください。
  • •Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:

    1. 最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したセキュリティ対策製品を用いてウイルス検索を実行し、検出したマルウェアのパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。
    2. Windows のインストールDVDを使用して、コンピュータを再起動します。
    3. インストールDVDによっては、インストール言語の選択が必要な場合があります。その場合、Windowsのインストールウィンドウで、言語、ロケール、キーボードレイアウトや入力方法を選択します。[次へ]-[コンピューターの修復]をクリックします。
    4. [Windowsの起動に伴う問題の修復用の回復ツールを使用します。]を選択。インストールされたWindowsを選択し、[次へ]をクリックします。
    5. [スタートアップ修復]ウィンドウが表示される場合、[キャンセル]-[はい]-[終了]をクリックします。
    6. [詳細オプション]-[コマンドプロンプト]を選択。
    7. [コマンドプロンプト]ウィンドウで、以下を入力し、Enterを押します。
      BootRec.exe /fixmbr
      DATA_GENERIC

      (註:Windows 7では、ローカルドライブは、通常より1つ多く割り当てられます。例:"C:"は"D:"になります。)
    8. exitを入力し、Enterを押し、コマンドプロンプト画面を閉じます。
    9. [再起動]をクリックし、コンピュータを通常起動します。

    •Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:

    1. 最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したセキュリティ対策製品を用いてウイルス検索を実行し、検出したマルウェアのパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。
    2. Windows のインストールDVDを使用して、コンピュータを再起動します。
    3. インストールDVDによっては、インストール言語の選択が必要な場合があります。その場合、Windowsのインストールウィンドウで、言語、ロケール、キーボードレイアウトや入力方法を選択します。[次へ]-[コンピューターの修復]をクリックします。
    4. [トラブルシューティング]-[詳細オプション]-[コマンドプロンプト]を選択。
    5. [コマンドプロンプト]ウィンドウで、以下を入力し、Enterを押します。
      BootRec.exe /fixmbr
      DATA_GENERIC
    6. exitを入力し、Enterを押し、コマンドプロンプト画面を閉じます。
    7. [再起動]をクリックし、コンピュータを通常起動します。

    手順 5

    スケジュールされたタスクを削除する

    タスク削除の手順に含まれる{タスク名} - {実行するタスク}には以下が当てはまります。

    • winnit -  Start a program {Malware Path}\{Malware Filename}.exe

    Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003の場合:

    1. [スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[システムツール]→[スケジュールされたタスク]をクリックして、スケジュールされたタスクを開きます。
    2. 上記の{タスク名} を、[名前]の欄に入力します。
    3. 入力した{タスク名} 持つファイルを右クリックします。
    4. [プロパティ]をクリックします。 [実行]フィールドで、表示されている{実行するタスク}を確認します。
    5. 上記の{実行するタスク}と文字列が一致するタスクを削除します。

    Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows 8、Windows 8.1、およびWindows Server 2012の場合:

    1. Windowsタスクスケジューラを開きます。
      • Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008の場合、[スタート]をクリックし、[検索]フィールドに「taskchd.msc」と入力してEnterキーを押します。
      • Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012の場合、画面の左下隅を右クリックし、[実行]をクリックし、「taskchd.msc」と入力してEnterキーを押します。
    2. 左側のパネルで、[タスクスケジューラライブラリ]をクリックします。
    3. 中央上部のパネルで、上記の{タスク名}を[名前]の欄に入力します。
    4. 中央下部のパネルで、[アクション]タブをクリックします。 [詳細]の欄で、{実行するタスク}を確認します。
    5. 文字列が一致するタスクを削除します。

    手順 6

    最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Boot.Win32.KILLMBR.AB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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