BKDR_MIDHOS.DMS

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからリモートで受信する特定のコマンドを実行します。これにより、感染コンピュータおよび同コンピュータ上の情報は危険にさらされることとなります。

マルウェア マルウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア ）を削除します。

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

• TROJ_ARTIEF.ADQ
• TROJ_ARTIEF.DMX

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

• %User Temp%\conime.exe

(註：%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\＜ユーザー名＞\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

• %User Temp%\conime.dll - also detected by Trend Micro as BKDR_MIDHOS.DMS
• %User Temp%\conime.inf

(註：%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\＜ユーザー名＞\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成したマルウェア）を終了し、侵入したコンピュータ内で作成した自身のコピーの方を実行します。

自動実行方法

マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう＜User Startup＞フォルダ内に以下のファイルを作成します。

• %User Startup%\Updata.lnk

(註： %User Startup%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup"、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup " です。)

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

• Get drive space information
• List the contents of a directory
• Delete a file
• Download a file from the C&C server
• Upload a file to the C&C server
• Create a process
• Enumerate processes
• Terminate a process
• Start a remote command prompt
• Run a command and send the results
• Take a screenshot
• Update configuration file
• Uninstall itself
• Set current directory

その他

マルウェア は、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア ）を削除します。