ADW_TSADBOT.GA
Spyware:Win32/Conducent (Microsoft); AdGateway Timesink Installer (Sophos); Adware/TimeSink (Fortinet)
Windows

マルウェアタイプ:
アドウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 アドウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
アドウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
インストール
アドウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGetApi.dll
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.inf
- %User Temp%\IXP000.TMP\License.txt
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.dat
- %User Temp%\IXP000.TMP\RG_link.htm
- %User Temp%\IXP000.TMP\RG_all.htm
- %User Temp%\IXP000.TMP\rg_list.htm
- %User Temp%\IXP000.TMP\RgStart.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.chm
- %User Temp%\IXP000.TMP\TSUninst.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\AdSetup.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\ADVPACK.DLL
- %User Temp%\IXP000.TMP\W95INF32.DLL
- %User Temp%\IXP000.TMP\W95INF16.DLL
- %User Temp%\{random}\TSAd.dll
- %User Temp%\{random}\TSAdBot.exe
- %User Temp%\{random}\Empty.exe
- %User Temp%\{random}\VcpDLL.dll
- %User Temp%\{random}\SimpleRegistration.dll
- %Windows%\TSAd.dll
- %Windows%\VcpDLL.dll
- %Program Files%\TimeSink\AdGateway\TSAdBot.exe
- %Program Files%\ReGet\SET{random}.tmp
- %ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\ReGet.lnk
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.. %ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。)
アドウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %User Temp%\IXP000.TMP
- %User Temp%\{random}
- %Program Files%\TimeSink
- %Program Files%\TimeSink\AdGateway
- %Program Files%\ReGet
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.)
他のシステム変更
アドウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\TimeSink, Inc.
HKEY_CURRENT_USER\Software\TimeSink, Inc.\
TSAdBot
HKEY_CURRENT_USER\Software\TimeSink, Inc.\
TSAdBot\Clients
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.\
AdGateway
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.\
AdGateway\Channels
アドウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.\
AdGateway\Channels\ReGet140Beta
ChannelID = {Hex Values}
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
TimeSink Ad Client = "%Program Files%\TimeSink\AdGateway\TSAdBot.exe"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
GrpConv = "grpconv.exe -o"
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\TimeSink, Inc.
- HKEY_CURRENT_USER\Software\TimeSink, Inc.\TSAdBot
- HKEY_CURRENT_USER\Software\TimeSink, Inc.\TSAdBot\Clients
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.\AdGateway
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.\AdGateway\Channels
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TimeSink, Inc.\AdGateway\Channels\ReGet140Beta
- ChannelID = {Hex Values}
- ChannelID = {Hex Values}
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- TimeSink Ad Client = "%Program Files%\TimeSink\AdGateway\TSAdBot.exe"
- TimeSink Ad Client = "%Program Files%\TimeSink\AdGateway\TSAdBot.exe"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
- GrpConv = "grpconv.exe -o"
- GrpConv = "grpconv.exe -o"
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %User Temp%\IXP000.TMP
- %User Temp%\{random}
- %Program Files%\TimeSink
- %Program Files%\TimeSink\AdGateway
- %Program Files%\ReGet
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGetApi.dll
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.inf
- %User Temp%\IXP000.TMP\License.txt
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.dat
- %User Temp%\IXP000.TMP\RG_link.htm
- %User Temp%\IXP000.TMP\RG_all.htm
- %User Temp%\IXP000.TMP\rg_list.htm
- %User Temp%\IXP000.TMP\RgStart.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\ReGet.chm
- %User Temp%\IXP000.TMP\TSUninst.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\AdSetup.exe
- %User Temp%\IXP000.TMP\ADVPACK.DLL
- %User Temp%\IXP000.TMP\W95INF32.DLL
- %User Temp%\IXP000.TMP\W95INF16.DLL
- %User Temp%\{random}\TSAd.dll
- %User Temp%\{random}\TSAdBot.exe
- %User Temp%\{random}\Empty.exe
- %User Temp%\{random}\VcpDLL.dll
- %User Temp%\{random}\SimpleRegistration.dll
- %Windows%\TSAd.dll
- %Windows%\VcpDLL.dll
- %Program Files%\TimeSink\AdGateway\TSAdBot.exe
- %Program Files%\ReGet\SET{random}.tmp
- %ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\ReGet.lnk
手順 7
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_TSADBOT.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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