UNIX_DARLLOZ.A
Linux.Darlloz (Symantec), Linux/Darlloz.A worm (ESET)
Linux

マルウェアタイプ:
ワーム
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
ワームは、ソフトウェアに存在する脆弱性を利用して、同じネットワーク上にある他のコンピュータへの感染活動をします。
詳細
侵入方法
ワームは、ネットワーク共有フォルダを経由してコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- /tmp/x86
ワームは、以下のフォルダを作成します。
- /var/run/.zollard/
他のシステム変更
ワームは、以下のファイルを削除します。
- /var/run/.lightscan
- /var/run/lightscan
- /var/run/mipsel
- /var/run/mips
- /var/run/sh
- /var/run/arm
- /var/run/ppc
- /var/run/m
- /var/run/mi
- /var/run/s
- /var/run/a
- /var/run/p
- /var/run/msx
- /var/run/mx
- /var/run/sx
- /var/run/ax
- /var/run/px
- /var/run/32
- /var/run/sel
- /var/run/pid
- /var/run/gcc
- /var/run/dev
- /var/run/psx
- /var/run/mpl
- /var/run/mps
- /var/run/sph
- /var/run/arml
- /var/run/mips.l
- /var/run/mipsell
- /var/run/ppcl
- /var/run/shl
- /bin/pp
- /bin/mi
- /bin/mii
- /var/tmp/dreams.install.sh
- /var/tmp/ep2.ppc
- /usr/bin/wget
- /usr/bin/-wget
感染活動
ワームは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して、ネットワーク上で感染活動をします。
- CVE-2013-1823
プロセスの終了
ワームは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。
- telnetd
対応方法
手順 1
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「UNIX_DARLLOZ.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 2
以下のフォルダを検索し削除します。
- var/run/.zollard/
手順 3
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
手順 4
以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。
- https://bugs.php.net/patch-display.php?bug_id=61910&patch=CVE-2012-1823.patch&revision=latest
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