TrojanSpy.Win32.STRELASTEALER.A
Trojan-Spy.Win32.Agent.gen (KASPERSKY)
Windows

マルウェアタイプ:
スパイウェア/情報窃取型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。
- %comspec% /c start rundll32.exe x.html, s & start x.html
スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- {Derived from first five letters of Computer Name}{Remainder of Computer Name}
情報漏えい
スパイウェアは、以下のレジストリ値からEメールアカウント情報を収集します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Office\16.0\Outlook\
Profiles\Outlook\9375CFF0413111d3B88A00104B2A6676\
{8 Digit Value}}
IMAP Server = {Server/s}
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Office\16.0\Outlook\
Profiles\Outlook\9375CFF0413111d3B88A00104B2A6676\
IMAP Password
IMAP User = {User/s}
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Office\16.0\Outlook\
Profiles\Outlook\9375CFF0413111d3B88A00104B2A6676\
{8 Digit Value}
IMAP Password = {Password/s}
その他
スパイウェアは、以下を実行します。
- The ISO file contains the folowing to execute its payload:
- Factura.lnk ← shortcut to execute x.html
- x.html ← main payload
- It searches for the following files inside %AppData%\Thunderbird\Profiles\{FolderName} to steal email accounts and passwords:
- logins.json ← accounts and passwords
- key4.db ← password database
- It connects to certain IP addresses to send and receive information:
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.166
However, as of this writing the said IP addresses are inaccessible.
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「TrojanSpy.Win32.STRELASTEALER.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win32.STRELASTEALER.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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