解析者: kathleenno   

 別名:

Exploit:Win32/CVE-2010-3333 (Microsoft); Exploit.MSWord.CVE-2010-3333.a (Kaspersky); Exp/20103333-A (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 Eメールを介した感染活動

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、マルウェアは不正なファイルを作成します。

  詳細

ファイルサイズ 144,274 bytes
タイプ Other
メモリ常駐 はい
発見日 2011年4月14日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{random}.tmp

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。

  • C:\DOC

作成活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する未公開の脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、マルウェアは不正なファイルを作成します。

  • Microsoft Security Bulletin MS10-087

その他

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。