Ransom:Linux/Erebus.A(Microsoft); Ransom.Erebus(Symantec)
Linux
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
このマルウェアは、ランサムウェアのファミリ「EREBUS」の亜種で、韓国の Web ホスティング企業「NAYANA」への攻撃に利用されていることが確認されました。このマルウェアに感染すると、個人ファイルや文書ファイルが暗号化されます。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 マルウェアは、実行後、自身を削除します。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
その他
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、以下の文字列を含むファイルを暗号化します。
マルウェアは、ファイルパスに以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。
マルウェアは、以下の名称を利用して暗号化されたファイルのファイル名を改称します。
マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。
マルウェアは、毎時間自身を自動実行するために、以下のCRONタスクを作成します。
マルウェアは、起動毎に自身を自動実行するために、偽のBluetoothサービスを作成します。
マルウェアは、以下の情報を窃取してリモートサーバへ送信します。
マルウェアは、以下のファイル名をもつファイルを暗号化します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_ELFEREBUS.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。