Ransom.Linux.MULIAKA.AA
2024年5月14日
別名:
UDS:Trojan-Ransom.Linux.Agent.a (KASPERSKY)
プラットフォーム:
Linux
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
情報漏えい:

マルウェアタイプ:
身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
身代金要求文書のファイルを作成します。
詳細
ファイルサイズ 5,938,440 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2024年4月11日
ペイロード ファイルの暗号化
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It only encrypts files in the directory where it is executed.
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- {original filename}.{original extension}.sdff
マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。
- {executed directory}\readme.txt
<補足>
その他
マルウェアは、自身が実行されたディレクトリ内のファイルのみを暗号化します。
対応方法
対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 19.286.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2024年4月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 19.287.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2024年4月19日
手順 1
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 - {executed directory}\readme.txt
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.MULIAKA.AA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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