Ransom.Linux.HIVE.A
Ransom:Linux/FilcodrHive.G!MTB (MICROSOFT)
Linux

マルウェアタイプ:
身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- {encrypted directory}/{random characters}.key.21k5p
マルウェアは、実行後、自身を削除します。
プロセスの終了
マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。
- non-root processes
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It continues with routine if executed with admin rights
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。
- -no-wipe: Skip wipe free disk space stage
- {input path}: Encrypts {input path} only
ランサムウェアの不正活動
マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。
- .{random characters}.21k5p
マルウェアは、以下の内容を含む脅迫状のテキストファイルを残します。
- {encrypted directory}/4oEi_HOW_TO_DECRYPT.txt
対応方法
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
- Troj.ELF.TRX.XXELFC1DFF012
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
- {encrypted directory}/{random characters}.key.21k5p
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.HIVE.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 4
暗号化されたファイルをバックアップから復元します。
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