解析者: Raighen Sanchez   

 別名:

AdWare.Win32.Inffinity.thj (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    潜在的に迷惑なアプリケーション

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

プログラムは、情報収集する機能を備えていません。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 499,840 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2024年11月9日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルの作成

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\LangDLL.dll → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\NSISdl.dll → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\show_page_toolbar → Deleted afterwards
  • %User Temp%\captura.bmp
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\ioSpecial.ini → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\modern-wizard.bmp
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\BrandingURL.dll → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\InstallOptions.dll → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\show_page_toolbar → Deleted afterwards
  • %User Temp%\installer.exe → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\System.dll → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\inetc.dll → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\img_en.gif → Deleted afterwards
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\UAC.dll → Deleted afterwards

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

プログラムは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp → Deleted afterwards

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

他のシステム変更

プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Tracing\Inffinity_RASMANCS

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Tracing\Inffinity_RASAPI32

感染活動

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

ルートキット機能

プログラムは、ルートキット機能を備えていません。

ダウンロード活動

プログラムは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}ad.phpnuke.org/installers/nsis/babylon/pantallatoolbar_babylon_coupish_en.ini
  • http://{BLOCKED}ad.phpnuke.org/installers/toolbar/babylon/captura.bmp
  • http://{BLOCKED}uke.org/s/3/4/34700-94180-paint-shop-pro.exe?iv=2012100812
  • http://{BLOCKED}uke.org/img_en_94180_64_4fd5_112050_us_2012100812.gif

情報漏えい

プログラムは、情報収集する機能を備えていません。

その他

プログラムは、以下を実行します。

  • It displays the following installation window upon executing the file:

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

<補足>
インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\LangDLL.dll → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\NSISdl.dll → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\show_page_toolbar → 後に削除される
  • %User Temp%\captura.bmp
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\ioSpecial.ini → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\modern-wizard.bmp
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\BrandingURL.dll → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\InstallOptions.dll → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\show_page_toolbar → 後に削除される
  • %User Temp%\installer.exe → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\System.dll → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\inetc.dll → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\img_en.gif → 後に削除される
  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp\UAC.dll → 後に削除される

プログラムは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\ns{ランダムな英数字5文字}.tmp → 後に削除される

その他

プログラムは、実行されると、インストールに関する以下のウインドウを表示します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.781.00
SSAPI パターンリリース日: 2024年11月14日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

    •  TROJ.Win32.TRX.XXPE50FSX052

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

不明なレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Tracing\Inffinity_RASAPI32
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Tracing\Inffinity_RASMANCS

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\LangDLL.dll
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\NSISdl.dll
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\show_page_toolbar
  • %User Temp%\captura.bmp
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\ioSpecial.ini
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\modern-wizard.bmp
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\BrandingURL.dll
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\InstallOptions.dll
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\show_page_toolbar
  • %User Temp%\installer.exe
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\System.dll
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\inetc.dll
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\img_en.gif
  • %User Temp%\ns{5 random alphanumeric}.tmp\UAC.dll

手順 7

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.Win32.Inffinity.K」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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