ELF_IMEIJ.A
2017年2月27日
プラットフォーム:
LINUX ARM
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
情報漏えい:

マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
感染経路 インターネットからのダウンロード
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
これは、ARMプロセッサを搭載したLinux機器を狙うマルウェアで、cgi-binスクリプト内のリモートファイルインクルード(RFI)の脆弱性を介して拡散されます。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
詳細
ファイルサイズ 676,245 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 はい
発見日 2017年2月28日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続
侵入方法
マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.116.3:8080/Arm1
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.116.21:85/Arm1
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.108.2:8080/Arm1
バックドア活動
マルウェアは、以下のポートを開き、リモートコマンドを待機します。
- 127.0.0.1:39999
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Get system info
- Get CPU info
- Get network activity
- Execute Shell
- Perform DDOS Attack
- Kill self
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.108.2
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- システム情報の窃取
- CPU情報の窃取
- ネットワーク活動の窃取
- シェルコードの実行
- 「分散型サービス拒否(distributed denial-of-service、DDoS)」攻撃
- 自身の終了
対応方法
対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.246.10
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年2月28日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.247.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年3月1日
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