Backdoor.Linux.WINNTI.F
Backdoor:Linux/Winnti.A!dha (MICROSOFT)
Linux

マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- if 0 is passed as an argument:
- /var/run/libudev.pid
- if 1 is passed as an argument:
- /var/run/libudev.pid
- /var/run/libudev1.pid
マルウェアは、以下のプロセスを追加します。
- HIDE_THIS_SHELL=x /lib/libxselinux 0 &
- /lib/libxselinux 0
- /usr/sbin/dmidecode | grep -i 'UUID' |cut -d' ' -f2 2>/dev/null
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Execute arbitrary commands
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.124.53:53
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.124.53
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
情報漏えい
マルウェアは、以下の情報を収集します。
- UUID
その他
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のファイルが必要になります。
- /lib/libxselinux.so
マルウェアは、以下を実行します。
- It requires being executed in the following directory:
- /lib
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。
- 0
- 1
対応方法
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
- Troj.ELF.TRX.XXELFC1DFF020
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Linux.WINNTI.F」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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