情報漏えい

「情報漏えい」とは、マルウェア(不正プログラムやワームなど)の不正活動の中で、特に感染したコンピュータ等からユーザの情報を収集もしくは窃取する機能のことを指す。なお、ウイルス情報上部の「情報漏えい」の欄では、どのような情報が収集されるか、収集された情報が不正な目的のためにどのように利用されるかといった観点からの影響力を考慮し、以下のように「高」・「中」・「低」という指標で分類している。
高:
ユーザの個人情報や、金融関連の情報、各業界に特化した情報、ハードウェアの情報(モバイル端末の「端末識別番号(IMEI)」)などを収集し、収集した情報をHTTPやSMTP、FTPを介して送信する活動を行う場合の指標。この場合、マルウェアは、収集した個人や企業の情報を金銭的利益のため、被害をうけた個人や企業側は、金銭的損失と共に風評被害などにも見舞われる可能性がある。
中:
オンラインゲーム関連の情報や製品のシリアル番号などを収集する活動を行う場合の指標で、多くの場合、情報を収集もしくは窃取された個人や企業への直接的な実害はそれほど大きくない。
低:
特に情報漏えいの機能をもたないマルウェアの場合の指標。